第122章 2人で見上げた夏の夜空は… お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「成瀬さんからすれば
家のプールのオプションなんでしょ?
このラタンのお洒落な、
リゾートホテルのプールサイドにありそうな
大きくて気持ちいいデイベッドもさ」
そう言いながらデイベッドの上に
みくりが上ると
そのままゴロンとその上に寝ころぶ
「これ、上に屋根が無い方が良くない?」
「花火はあっちだからな、
奥さんは星でも、見たかったのか?
これをここに置いたのは、
昨日だったからな。
雨に降られたら良くないと思って
こっちの屋根の下に設置したんだがな…」
「ねぇ、それより…さっきのって…」
「いや、俺がああしたんじゃないぞ?
俺は普通に、奥さんの家族が
花火を楽しめる席を用意しただけだからな?」
俺と成瀬さんがグルになって
自分をあの面々の前に引き出したのかと
奥さんは言いたいのだろうが…
元々奥さんはあの西井家の道貴君と
同級生なのだから 当然
西井君のお父さんとは面識があるのに
成瀬さん本人の口から
ずっと話を聞かされてそうな面子なのだから
むしろ今までそう言った場に
奥さんを招待従ってたのは…
成瀬さんと言うよりは
案外成瀬さんのお父さんだとか
西井君の家のお祖父さんだとか
そっちの方のご要望だったのかも…知れないが
「奥さん、ぶどう飴食べるか?」
杏寿郎がその手に出店で買った
ぶどう飴を持っていて
「それとも、光るわたがし食べるか?」
「ええ?光る綿菓子なんてあったの?」
「ああ、ステージで
オススメのお店をな…
あの不死川の彼女が紹介しててな。
SNS映え間違いなし…なって
あのグリッドガールの彼女が
紹介してたのがこの、光る綿菓子と…
ディッピンドッツだったんだがな」
「中条市には扱ってる場所ないから、
中条っこには…珍しいかもね。
ディッピンドッツ…
レジャープールとかにあるイメージ」
「そう言えば、スパワールドで食べたな前に」
「ああ、懐かしいね。昔大学生の時に、
スパワールドで岩盤浴デートした時?」
「奥さんは、こっちの方がいいか?」
「ベビーカステラっ、買って来てくれたの?」
杏寿郎の手からベビーカステラを受け取ると
杏寿郎が買って来てくれた
ベビーカステラをもぐもぐと食べて居ると
「奥さんが食べさせてくれたりとか、
そんな感じのお礼があると良いんだがな」
そう食べているベビーカステラを