• テキストサイズ

ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第122章 2人で見上げた夏の夜空は… お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



勿論建設中の場所なので
非常灯の様な灯りが
その道の両サイドにはあるが
周囲が真っ暗過ぎてその灯りでは
道の幅ぐらいしかわからないし

真っ暗闇に近い様な中を
スタッフの女性が持ってる
懐中電灯の明かりを頼りに進む

「では…、ここから先は…
煉獄様のみ…の特別観覧席になりますので。
私がご案内出来るのはここまでです。
どうぞ、お足元起きをつけて
これをお持ちになってお進みになって下さい」

そう言って その女性が
こちらのランタンを手渡して来て
その手からランタンを受け取ると
その女性スタッフが元来た道を
戻って行くのを見送って

その姿が遠くなったのを確認すると
ランタンが無段階調光なのを良い事に
最大に明るくして持ち上げながら
恐る恐る周囲を照らすが

道が上り坂になってるのは確かで
こっち側の高台の部分の上まで
このまま上って行くしかなさそうだ

「べっ、別に…肝試しじゃないんだし…。
ビビる必要も…無いけど…っ。
周囲に誰も居ない…し、暗いし…ッ」

「奥さん?何やってるんだ?
そんな所でいつまでも居ても仕方ないだろう?
早くこっちまで来たらどうだ?」

上の高台の部分のスペースから
杏寿郎の声が聞こえて来て

「杏寿郎?どうしてそこに居るの?
私よりも、先に来てたの?」

「俺か?俺は、あっちの南の方側の
道から来るまでここまで来たからな」

どうやら…私が通って来た方じゃない
この場所に通じる道がある様で
杏寿郎はそっちの道から
車で先回りをしていた様だった

私が坂を上り切った場所は
高台のエリアにある駐車場で
既にここの駐車場は整備が整って居て

今いる場所とその左側の部分に
上下に2段に分れた
ここよりも小さめの駐車スペースがあって
そっちの小さい方のエリアには
車が停まってるのが見えているから

「こっちは…な、関係者専用の
駐車場として整備中のスペースを
今日だけ特別に開放して貰ってるんだ」

暗いから良く見えないが
駐車場は綺麗にアスファルト舗装されて居て
駐車スペースが白線で区切られているし
タイヤ止めもちゃんと設置されているし

高台の先端のなる部分には
ちょっとした芝生のスペースがあって
ベンチと自動販売機にトイレが設置されて居て
その部分だけは周囲を
フェイクの木製の柵で囲まれている

「え?でも…完成してない?」

/ 4730ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp