第27章 イレギュラールーティーン お相手:煉獄杏寿郎
「俺が…ここを選んだ理由なんだがな…、
一見すると普通の部屋だろう?
いかにもな感じがすると…、
身構えてしまうだろうし。あまり、
恐怖心を煽るのは良くないからな…」
私の労でも労うかの様にして
よしよしといい子いい子されてしまって
そうしながらも彼が何か言っていたが
彼が話してる内容が
上手く頭に入って来なかった
さっきの余韻が残って
ぼんやりとしている頭では
彼の言葉がまとめきれないが…
普通の部屋…じゃないって事?
この部屋…確かに
天井も寝ころんで気が付いたけど
真っ赤だったんだ ここ
そう言えば… 恐怖心って言ってた?
恐怖心…って どういう事?
そっと私の頭をナデナデしていた
彼の手が私の頬に添えられて
スルスルと頬を撫でて行く
「いいだろうか?みくり…、
もっと…君が気持ち良くなって、
乱れる姿が…見たいのだが。
俺の願いを、叶えて欲しい…。
それは…」
そのまま首筋に顔を埋められて
首に舌を這わされる
「君にしか…、出来ない。
そうだろう?みくり…」
そう杏寿郎に 強請る様にして言われて
自分の願いは 私にしか叶えられないと
そう言われて しまって
このまま したいって言う
意味のなのかな?とぼんやりとしながら
思って 彼のその願いに対して
いいよ と答えてしまった
そう私が答えると
彼は 杏寿郎はそれはそれは
嬉しそうなそんな顔で微笑んでくれて
杏寿郎 嬉しそうだなぁっと思ってから
ハッとした
いや いや 違う
私 知ってる
彼がこうして笑う時って…
「やっ、ちょ…今の取り消してっ…」
「正気に戻ったか…、残念だがもう遅い…。
もう俺は、君から許可を貰ったからな。
君は諦めるといい。何…ちょっとばっかり
気持ちいいだけだ…、そうだろう?」
そう言われて
ニコニコと満面の笑みで笑いながら
私の両腕を上にあげると
ベットのコントロールパネルの切れ目から
取り出した拘束用のベルトを手首に
装着されてしまって
両手の自由を奪われてしまう