第122章 2人で見上げた夏の夜空は… お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
市役所で働いている
同級生の西井君だった訳だけど
私にこの光るクマの
ぶよぶよした素材のヨーヨーやら
光る剣は種類がかなり豊富で
小さめのお手軽なのから
大剣の様な立派な剣まで数種類あって
大きめの女の子には光る指輪や
光る団扇なんかが人気なのだそうだ
「お前のいとこ達は刀買って行ったぞ?」
「あの2人も、買って行ったの…ね。
流石に剣は要らないんだけど…」
「じゃあ、これは?」
そう言って勧められたのが
1本100円の良くある
サイリウムのブレスレットなのだか
このブレスレットは単色の分と
レインボーが選べるらしい
単色のは1本50円だと言うので
レインボーと赤のを2本ずつ購入して
西井君のオススメのお花の形の
光るヘアピンと光るシュシュの
どっちがいいと言われて
お値段はどっちも300円なのだそうで
丁度ハーフアップにしてたので
シュシュを購入する事にした
大人がこんなものを…買って
嬉しそうに付けて歩くのもと思ったけど
どうせ祭りだから暗くなるし
シュシュだから後ろだし
皆してるなら恥ずかしがる必要も無いかと
「これ、スイッチで調整できるから」
そう言ってスイッチを
西井が操作して見せてくれて
点灯のパターンが早い点滅
ゆっくりの点滅 点灯の
3つの調整が出来るのだそうだ
点滅のパターンは目に悪そうなので
点灯したままにして
今付けているシュシュを外して
その光るシュシュに変えると
「あ、西井君。やっぱりこれ
シュシュ…もう一つ買うわ」
そう言ってもう一つシュシュを買って
西井君の所を後にして
ステージのみくりの姿を見てから
最初の場所に戻ると
成瀬さんとおじさんと
持留のおっちゃんは良い感じに
既に…かなり飲んでる感じだったのだが
「あら?みくりちゃんだけ?
お夕飯、お弁当持って来て貰ったのよ。
慎ちゃん達の分もあるけど、
お友達とその辺で済ませてるかもね。
これは持って帰って明日の朝ご飯かしらね」
そう言いながらおばあちゃんは
ちゃっかり保冷剤が入った
折り畳みの保冷バックに
そのお弁当をしまっていたから
こうなるの…予想してたんじゃと思うけど
おじさんも出店のつぼ焼きやら
ステーキの串とかイカ焼きで
飲んでるから お弁当は無理そうだし
「すいません、遅くなりまして…」
そう女性の声がして
その方を見ると