第122章 2人で見上げた夏の夜空は… お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「成瀬さんの所に
地元の中学生の子達から
連名のメールがあったらしくてな。
中条市にサン宝石のお店作って下さいって」
祭りに出張して貰ったのか…
この辺りは女の子達に
人気のエリアの様で
キッズネイルをしてくれるブースや
暗闇で光るタトゥーシールを
貼ってくれるブースや
お好みのフェイスペイントを
してくれるブースもあって
地元の女子高生がしているブースの様だが
そのキッズネイルのブースに
どこかで見た事のある
祭りの会場でも目立つピンクの
みつあみの人物を見つけて
「甘露寺、どうだ?かなり
大好評みたいだな、ここは」
「こんばんは、煉獄さん。
ネイルは…学校でちょっと習った位だけど。
こんな可愛い女子達に、沢山喜んでもらえて
ネイルも…ちょっとこっちで
営業するまでにお勉強し直さなくっちゃって
そんな風に思ってた所なの」
エスティシャンの蜜璃ちゃんは
美容系の事ならお任せだし
メイクもネイルもひとしきり出来るから
地元の女子高生達のお店の
講師役を引き受けて貰ったらしい
小学生の子達にネイルをしてる
高校生の子達も綺麗にネイルしてるから
蜜璃ちゃんにして貰ったのかも
「あ、そうだわ。みくりちゃん。
あのね、今日使ってるネイルは
小さな子でも安心して使える
剥がせるタイプのネイルなの。
ネイルは妊婦さんでも、
楽しんでも、大丈夫なのよ?
その素敵なワンピースに似合いそうな
ネイル…サービスさせて欲しいわ」
そう蜜璃ちゃんが言って来て
蜜璃ちゃんに今着てる
コーラルリーフのワンピースに
似合いそうなネイルにしてくれるそうなので
そのままネイルをして貰って
無料で良いと言う蜜璃ちゃんに
お金を支払って
そう言えばあの2人はどうなったんだろうと
そう思ってたら 同じ学校の友達と
一緒に観て回るから大丈夫と言われて
そろそろ出店も全部準備が整って
いつものステージでは
オープニングイベントに
よさこいソーランと
地元のこども園の子達のパフォーマンスと
中条太鼓のパフォーマンスや
高校のブラスバンド部の演奏や
コーラス部のステージがあって
ステージイベントも盛り沢山だなと
思って居たんだけど
このスピーカーから流れてる
MCしてる女性の声…どこかでって
思ったけど余所行き声だったし
スピーカー通してたから
気が付くの遅れちゃったけど…