第122章 2人で見上げた夏の夜空は… お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
それでも時間が余ったので
頼まれていたシナリオは
8月中が期限にはなってるが
この感じだと結構余裕を持って
書き上げる事が出来そうで
やっぱり…しのぶちゃんと言う
先生が良かったのかも知れないなと
そんな事を思ったりしつつ
「ここまで、シナリオも
固まって来て形になって来たし、
後は謎解きイベントらしい感じになる様に
細かい調整とかして行く感じかな?」
今日書いた部分をしのぶに
メールで送付してから
ノートパソコンをシャットダウンして
持たれて作業をしていた
三角のビーズクッションに
背中を預けてもたれ掛かって
だら~んと脱力しながら
壁の時計を見るとそれなりの
時間になっていたので
「っと、そろそろいい時間になって来てるし。
着替えて化粧しておかないと」
着替えをして化粧をする事にした
沖縄で杏寿郎が買ってくれた
コーラルリーフの柄のかりゆしの
ワンピースに
夏物の薄手のレギンスを合わせて
中華街で買った カンフーシューズは
どんな服にも割と合うし
ウロウロするのにぺったんこだし
歩きやすくて重宝している
今日はあっちの
花火の特別観覧席で
お茶とお弁当が出るから
お夕飯は楽させて貰えるわねと
おばあちゃんも喜んでくれてたし
双子は双子でそのお弁当が
どこの飲食店が
提供してる弁当なのかを
予想して賭けてるのだとか…
負けた方が買った方に
かき氷を練乳+で奢ると言う賭けらしいが
射的の出店で
どっちが勝つか勝負するとか
そんな話をしていたし
それぞれに友達も勿論来るから
一緒に回る約束をしてる様だった
なんか…おじさんが
妙に嬉しそうな顔をしてたから
何か…知ってそうな気がするけど
何時ものイベントだと
こっちが出店側だから
お酒飲んだりイベント中に出来ないけど
今日はお酒が飲めると喜んでたし
今日は私が運転を
する事になってる…んだけど
駐車場は関係者用のがあるので
そっちに停めてそこから
公園まではちょっと歩く事になるみたい
「みくりちゃん、準備出来てる?
そろそろ家…出ないかって父さんが言ってる」
慎司がそろそろ家を出ないかと
離れまで声を掛けに来てくれて
「慎ちゃんっ、それっ、…甚兵衛?
もしかして、おばあちゃんが縫ったやつ?」
「そうそう、分かる?
辰巳は浴衣、ばあちゃんが
久しぶりの祭りだからって」