第122章 2人で見上げた夏の夜空は… お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「確かに1年前は…、
今の自分がこんな事に
なってるなんて思ってなかったし、
杏寿郎だって神南港市の仕事じゃなくて、
中条市が仕事のメインになるなんて
思ってなかったんじゃないの?」
「確かに…、全く想像もしてなかった。
自分達の家をこっちに建てようと
思うまでに話がまとまるともな。
だが…結果的に、色々な事が、
いい方向に進んでる気が
しないでもないんだがな…」
「来年のさぁ…、今頃は…
どんな感じ…になってるかな…?」
「どうだろうな、産まれて来た
要を連れて、こっちに遊びに来たり
来年の祭りには…、一緒に行けそうだな」
自分の頭を杏寿郎の肩に置いて
そのままスリスリと
杏寿郎の肩にまだ家にいるから
メイクをしてないのを良い事に
自分の頬をすり寄せると
「色んな…”初めて”とか、
沢山の…”楽しい”を…、一緒に
家族として…経験…して行けるんだね…。
私と、杏寿郎と、要くんと…一緒に
これから、3人で…」
杏寿郎がみくりのお腹に
手を伸ばして来て
大きくなったお腹をよしよしと撫でる
「ああ、そうだな。みくり。
そんな楽しい事もあったりしつつ、
悩んだりもしつつ…苦労もあるだろうが、
一緒に…乗り越えて行けばいいだけだしな」
そう言った杏寿郎と目が合ってしまって
どちらからでもなく…
お互いの唇を寄せ合ってキスをしていた
……そんな風に…午前中は
夫婦の時間をゆっくりと過ごして
色んな話をしたりして
イチャイチャしたりキスをして
その内キスばっかり…してた気がするけど
お昼ご飯は…家族で揃って食べて
杏寿郎はシャワーをして
そのままミーティングやら最終の
調整とか当日の準備に行ってしまって
花火は7時半からになるんだけど
出店をゆっくり回るのに
早めに来た方が良いと言われて
4時半位には…会場に行くって
感じの話にはなっているのだけども
まだ家を出るまで時間があるので
使っている離れの部屋と
離れの使ってない部屋も
1階だけ掃除機をかけて回って
お風呂は擦らない泡を吹きかけて
シャワーで流す分だけで
私はしてくれてたらいいと
そんな話になってるから
泡を吹きかけて放置して流すだけの
簡単なお風呂掃除をしておいて
おトイレの掃除を済ませて
その頃にはシーツも乾いていたので
取り込んで畳んでしまって置いた