第122章 2人で見上げた夏の夜空は… お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
ベッドの中で杏寿郎の身体に
自分の身体を預けながら
そんな話をしていたのだが
ぐうううう~ッ
まだ ベッドに居たいと言って居た
旦那さんのお腹の方は
ご飯が食べたいと言うご希望だったので
「遅めの朝ご飯に…しようよ、杏寿郎」
旦那さんとしては午前中の
ギリギリの時間まで
ゆっくりとしたかった様だったが
自分も空腹には勝てなかった様で
諦めてベッドから出る事にしたようで
時間は朝の8時を回っていたから
何時もの時間から考えると
随分とゆっくりとした朝だったのだが
「じゃあ、適当に用意するから
杏寿郎はそのまま待っててね」
キッチンのカゴの中には
朝におじいちゃんが収穫して来た
家の家庭菜園の野菜たちが入ってるから
おばあちゃんがここから
好きな野菜を使っていいと
言ってくれていたので
家には沢山あるミニトマトと
茄子と玉子を中華風の炒め物にして
万願寺唐辛子は細かくカットして
もう一つのフライパンで
ゴマ油で炒めて火を通すと
ボールの中に炒めた万願寺と
鰹節を入れてそれにめんつゆを加えて混ぜて
ぱらぱらと白ごまをそれに振って
炊飯器の中のご飯をその中に入れて
万願寺の混ぜご飯にすると
水きり不要の豆腐を小鉢に出して
冷蔵庫にあったなめたけと
味噌汁に入れるのにあったネギを乗せて
また豆腐使ったから
買い物行った時に豆腐入れとかないとと
そんな事を思いつつ
朝ご飯におばあちゃんが
わかめと豆腐とオクラの味噌汁を
作っていたのを残してくれてたので
それを温め直してお椀のよそって
杏寿郎と一緒に遅めの朝ご飯にして
それから二田の家でもしてた様に
一緒に食事の洗い物をして
すっかり忘れていたシーツを
庭の物干しに干して置いた
まだ時間があるから
離れの部屋で
ラグマットの上で一緒に
イチャイチャとしながら過ごして居て
「こんな風に…奥さんと
ゆっくりと過ごせるのは…久しぶりだな」
「杏寿郎…今年の夏は…色々と
忙しい…から余計かもね…」
「去年の夏は…結婚式ばっかり
奥さんとしてた気がするが…
クインテットでの…模擬挙式をしたな…」
そんな風に1年前の7月の話をして
あの時は1年後に子供がもうすぐ生まれる事に
なってるなんて 全く思いもして無かったもんな
「そうだね…、そんな事もあったね…」
「もう、あれから1年になるんだな…」