第122章 2人で見上げた夏の夜空は… お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「この仕事を通して、別の
中条市の人達とも話をする機会が
色々とな様々な職種の人やら、
地元の学生とかな、話をする事が多くなったが。
中条市は、自然も豊かだし、これから
ドンドン発展して行くし、医療や教育
福祉に関しても充実して行くだろうし。
それに…なにより、美味いもんも多いしな。
この環境と美味しい物が育てた人達は、
皆穏やかで人が良い人達ばかりだしな」
「私も…別に生まれが中条市って
訳じゃないし、今は二田に住んでるけど…。
でも…中条市の人じゃない杏寿郎に
そんな風に、中条の事を言って貰えるのは
嬉しいよ?」
「子育てしやすい市を目指してるらしいしな。
どうだ…奥さん?1人2人だけと言わないで、
3人、4人ぐらい…作って置いても良くないか?」
そうどこまでが本気なのか
冗談なのか分からない感じに
杏寿郎が言って来て
「もぅ~、簡単に言ってくれるけどさ、
お腹の中で育てるのも、産むのも
全部私なんだからね?まだ、最初の1人も
産んでないのに、そんな無茶言わないでよぉ~」
「まぁ…、冗談でもないんだがな…。
話していた、家族向けのシェアハウスの
話とかもそうだし、小学校中学校の
一貫教育の話もそうだしな…。
俺がしてる朝活のイベントも、
親子活動の一環にもなるし、
子供の興味のある分野の開拓とか、
新しい習い事とかのきっかけにもな…
なったらいいなって部分もあるしな。
特に英語やプログラミングは小学校の
カリキュラムに入って来てるし、
科目の開始年齢が下がって来てるからな」
「要するに、豊かな自然環境の中で
水準の高い教育を受けられる様にって
そう言う未来を…中条市に期待してるって事?」
「成瀬さんの、中条市の
開発計画みたいな話をな…
前に現場に顔を出した時に
話す機会があったんだがな…
あの人がしようとしてる取り組みの
目指す未来がそこなんだろうなと…。
素晴らしい教育を受けた優秀な若者を
他の土地に流出させないで、
中条市に留めて置いて、
市を人材で豊にする感じのな」
そんな感じに中条市は良い所だねって
そんな話から 成瀬さんの
中条市開発計画みたいな話になったと思ってると
ギシッ…とベッドが軋んで
杏寿郎が身体を起して居て
上からこちらを見下ろして来て居て
杏寿郎の手が私の身体の上の
キルトケットの端に掛かって来る