第122章 2人で見上げた夏の夜空は… お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
終わった後で気怠そうにしながらも
自分はまだ暑いらしく
部屋の設定温度を1度下げると
こっちが寒くない様に
こっちの身体にキルトケットを掛けてくれて
「奥さん、大丈夫か…?寒くないか?」
「うん…、ありがと。大丈夫…だよ」
ベッドの上でイチャイチャすると言って居た
その言葉の通りにイチャイチャして過ごす
「明日の事…なんだがな…。
明日は…早めに会場入りしてくれたら
そんなに混雑も無く、久しぶりの
出店もゆっくり楽しめるだろうしな」
「うん、そうだね…。
観覧席用意して貰ってるんだったら。
買い物だけして、食べるのは
そっちの観覧席でもいいしね」
「その、明日の食べ物の話なんだけどな…
奥さんに、1つお願いと言う程でもないんだが
伝えて置かないといけない事があってな」
そう…明日の花火大会の
食べる物の話がある様に
妙に改まって話をしてきて
杏寿郎の前もって私に
伝えて置かないといけない事を
杏寿郎の口から聞いたのだけども…
「それってさ、こんな風に
わざわざ改まって言う話?」
明日の花火のお弁当付きの観覧席は
チケットの予約時に地元の飲食店の
各店舗が提供してくれる
明日の花火大会用のお弁当の中から
お好みの物を選べるらしく
喫茶店のミックスサンド弁当とか
ステーキハウスのステーキ弁当とか
料亭のお弁当もお手軽なのと
ちょっといいお値段のも選べたりとか
地元の飲食店とも協力して
一緒にイベントを盛り上げようとしてる様で
よしよしと杏寿郎の頭を
みくりがいい子いい子して撫でる
「ありがとうね、杏寿郎」
「ん?どうして俺に礼を言うんだ?
俺は、ちゃんと成瀬さんや中条市から
仕事として、このイベントにも
朝活のイベントにも関わってるからな。
ボランティアでもないし、ちゃんと
しっかりお金は貰ってるぞ?それに…」
今度は逆にこっちが
旦那さんに頭をよしよしとされてしまって
「旦那さん?」
「俺達の家は、中条市に建てるんだぞ?
俺にとっての…住む場所にもなるし、
帰る場所になるのは確かだし。
俺だって、そうなれば中条市の住人に
なるんだからな?奥さんにしても
成瀬さんにしても、勿論…西井君や
渡辺君の所も夫婦もそうだし…あの
江藤姉妹もそうだが…、松代さんも…
この土地に、住んでいよう無かろうが
地元愛が凄いもんな」