第122章 2人で見上げた夏の夜空は… お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
民泊でも…
プチ移住体験ができるし
杏寿郎が話している様な
ウイークリーマンション感覚で利用できる
家具付きのお手軽移住にぴったりの
移住者向けのシェアハウスを
改装して作ってるとは
前に成瀬さんから聞いていて
杏寿郎は実際に
中条市に移住する予定の
移住希望者とシェアハウスで
プチ移住体験をするらしく
その様子を恋愛リアリティショーではなくて
ぷち移住リアリティショーとして
動画を撮影して公開して
その様子を編集して
プチ移住体験動画を作るのだそうで
それは配信のみでの公開の様だが
恋愛リアリティショーはあるけど
移住リアリティショーとは…
これまた凄い企画と思って居たら
本当のリアルな移住希望者4名と
杏寿郎と伊黒さんと蜜璃ちゃんと
みくりちゃんが…参加して
スタッフ側として不死川さんと
善逸君と伊之助君が参加するらしい
『奥さんが言いたい事は分るが、
多少のやらせもある世界だぞ?』
「それはスタッフ側でしょ?
普通の撮影に承諾してくれたさ、
移住希望者さんも居るんでしょ?
その人に告白されたりとかさ、
夜這いとかされたらさ、どうするの?」
ははははと杏寿郎が笑って居て
適当に流されてしまって居たが
この旦那さんはそれなりに
結構おモテになるお方なのだから
私の心配も心配では済まないと思うのだが
『ちなみに…俺の設定なんだがな?
中条市に里帰りした奥さんが
心配で、この企画に参加した事になってる』
それ…設定??
にこにこと笑って居る
杏寿郎の顔を見てると
それが…強ちに設定じゃなくて
本当に杏寿郎が私を心配して
こっちに…居たいがために
そうしたんじゃないかって思うと…
それはそれで…嬉しい様な
ちょっと恥ずかしい様な…
そんな複雑な心境になってしまって居て
『奥さんも、撮影風景を
見学しに来ないか?
奥さんも、空き家を改装した
シェアハウスがどんな感じなのか
興味あるんじゃないか?』
その改装した空き家には
私も興味があったので
早速明日 その様子を見に行く事にした
「って事は、今もそこに居るの?」
『ああ、そうだ。見るか?』
スマートフォンの画面では
後ろの白い壁紙しか
見えてなかったから家だとばかり
思い込んで見てたのもあって
言われるまで気が付かなかったし
杏寿郎の顔ばっかり…を
見てたのもあるかもだけど