第122章 2人で見上げた夏の夜空は… お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
そう言って
こよりで作ったくじを
こちらに差し出して来て
どうやらこのくじは
流しそうめんの場所のくじらしい
その後は 流し役を交代しつつ
流しそうめんを楽しんで
ある程度そうめんを食べた頃に
祖母が大皿に山になった
唐揚げを持って庭の方へ持って来て
揚げたてのからあげを
皆で一緒に頂いて
俺が手土産に持って来て居た
すいかはその間に井戸水で冷やしていたらしく
食事の後のデザートに
縁側ですいかを食べて
今年の七夕は随分と
賑やかな感じの七夕になったのだが
7日の来た 杏寿郎は
7日8日9日と泊って行って
7月12日からは私は
妊娠36週になって
妊娠36週目からは
妊娠10ヵ月目になる
「杏寿郎、今日でね
妊娠10ヵ月になったんだよ?」
夕食後にお湯張りをしてる時間は
こんな風にLINEで毎日
杏寿郎とビデオ通話で話をしていて
『10ヵ月なんて、まだまだ先だと
そう思ってたんだがな、あっという間だったな』
10ヵ月と言うと…
所謂産み月…臨月な訳で
「でもぉ…、もう…来週になればさ、
いつ生まれても良いんだってなるとさ…」
『緊張するか?やっぱり、
予定日が近付くとそうなのかもな』
妊娠36週からは
健診はそれまでの2週間に1回から
毎週になるので 週末の度に
杏寿郎と一緒に
健診に行くことになるんだけど
折角この時期になって
購入したUSBを使って貰わないと
それはそれで勿体ないので
何回かは…生まれるまでに行きたいけど
「でも…ぉ、17日になるとさ
妊娠37週になるんだよ?
37週からは、正期産になるからさ
いつ生まれても良くなるんだってばっ」
案ずるより産むがやすしとは言うけど
やっぱりいざ産むとなると
こっちだって緊張してしまう訳で
『お腹は張る感じなのか?』
「うん、お腹?お腹は、時々…
カチカチになって、ぎゅううって
硬くなる感じの時はあるけどね…」
『ああ、そうだ…奥さん。
実は別件の仕事を…請け負う事になってな。
しばらくの間なんだが、中条市のある
家具付きのシェアハウスで生活して
リアルなプチ移住体験をする事になったんだ』
「ええっ?じゃあ、仕事でこっちで
杏寿郎が、実際に
プチ、移住体験をする事になったって事?」
空き家を民泊として使える様に改装して
民泊の経営者を市が募集していて