第121章 ピックアップ御礼 7月1日のお話 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
さっき…お世話になるのでと
ある程度の金額を包んで
生活費として渡しはしたが…
奥さんのおじさんの
お嫁さんとの顔合わせ会…的な
意味合いが強そうな感じの
今夜の食事会だったが…
この料理もそれなりにしそうだしな
余計に世話になってしまった感じだな
「みくりの子供が産まれたら、
家で…お祝いの食事会をしても良いな」
「その時は、三鷹屋さんじゃなくて
たわらやさんにしましょ」
「ええっ、マジ?ばあちゃん。
じゃあ、たわらやのオードブル頼むの?
俺、あそこのエビフライ食いたい」
また違うお店の名前が
祖母の口から出て来て
普通にカフェをしてる店だが
オードブルとか仕出しの弁当とかにも
応じてくれるお店らしく
たわらやも美味しいので
またランチ食べに行こうと
奥さんが言って来て
終始和やかな雰囲気で
三鷹屋での食事会は終了して
おじさんの奥さんは
自分の車で来てるからと
先に駐車場で別れて
行きにも乗って来た
ワンボックスの送迎車に乗って
片山家に戻って来たのだが
お風呂は離れでどうぞだったし
食後のコーヒーはあっちで飲んで来たので
奥さんと一緒に離れに向かって
奥さんが縁側に用意されていた
蚊取り線香に火を付けていて
「明日は、ドラッグストアに行って
ノーマットの液体のやつか、
あの、1日1回スプレーするの買わないとね。
蚊取り線香はさ、効果はあるけど…
その…部屋の布製品がさ…、
明日には蚊取り線香の匂いになるもん」
「俺は、この匂い…好きだがな。
お祖母ちゃんの家にでも行った気分になるしな」
「まぁ、蚊取り線香の匂いは
日本の夏の香りだからね~」
バタバタと賑やかな音が
母屋から離れに続く
渡り廊下の方からして来て
「みくりちゃん!4人で
人生ゲームしようぜっ!!人生ゲームッ」
慎司が人生ゲームが入った箱を持って
そう言いながら離れの方へ
勢い良く入って来て
お風呂はおじいちゃんが入って
それからふたりの両親が入るから
ふたりが入る順番が来るまで
それなりに時間があるので
それまでの間 人生ゲームをしようとの事で
「人生ゲームってお正月…みたいだね…」
「人生ゲームなんて、2人で
してもつまんないじゃんかっ。
やっぱ、3人は最低居るじゃん。
なぁ、煉獄サン、1回だけダメ?」
「よし、ならするか!」