第121章 ピックアップ御礼 7月1日のお話 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
慎司は運ばれて来る料理の
1つ1つに美味しい美味しいと
それは嬉しそうに食べていて
それを双子の片割れの辰巳が
まぁ悪くないけど…美味しいけどと
彼ほど大袈裟なリアクションはしないが
彼らしい表現で美味しそうに食べていて
「三鷹屋で飲む酒は旨いな…」
「それはお父さん、ここの
お料理が美味しいからですよ」
祖父と祖母もここの料理の味に
満足して居る様な様子で
送迎付きなので 安心して飲んでる様だった
「杏寿郎君も…、お代わりどうだ?」
「はい、すいません、頂きます」
奥さんのおじさんである
片山伸介に声を掛けられて
空になっていた冷酒グラスに
新しい日本酒を注がれる
その後は焼き物…
焼き物に続いては天ぷらが運ばれて来て
ガラッと個室の襖が勢い良く開いて
『ごめんなさぃ…ッ!
遅く…、なって…しまってッ』
「母さん…」
「母さん、大丈夫、セーフセーフ」
片山家の双子の母親である
片山珠樹が遅れてこの場所に到着して
よっぽど慌てて来たのか
かなり乱れた呼吸をしていたが
「たっ、珠樹さん…、お久しぶり…です…ッ」
「や~~ん、ごめんねぇ、みくりちゃん。
いろいろ…うちも、コロナの事とかで
結婚式の辺りの時、色々言われてた時期でね。
そう言う人が集まる場所での
会食とか、禁止されちゃってて…ッ。
っと…すいません…、来てそうそう
騒がしく…してしまいまして…。
片山伸介の妻の、片山珠樹と申します」
久しぶりに顔を見た
みくりとの会話に夢中で
俺が眼中に入ってない感じだったのに
初対面である俺の事を話している内に
思い出した様で そう挨拶をして来て
あの高校生の双子の母親…なのだから
あの奥さんのおじさんが40か41か
その辺り…だから 年齢は38とか…
39とか…その辺り…なのだろうが…
32とか33とか…言われても…
違和感が無い様な そんな女性だったのだが
「すいません、お初にお目に掛かります。
みくりの夫の煉獄杏寿郎と申します。
妻が…今日からしばらくの間、
片山のお家の方でお世話になります…。
私の方も、お家の方に…頻繁に
顔を出して、ご迷惑を…何か…
お掛けするかも知れませんが…」
「あの…小さかった、みくりちゃんが
こんな素敵な旦那さんを貰って、
それも赤ちゃんが産まれるなんてね~」