第121章 ピックアップ御礼 7月1日のお話 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
奥さんの話によると
下条ラーメンの味や具材は
お店によって違うらしく
下条市の中にも下条ラーメンのお店が
全部でここを入れて8店舗ある様で
「そうなのか…、
店によって、そんなに味が違うのか?」
「あんまり甘くない店もあるよ」
それだと下条ラーメンじゃなくて
普通の醤油ラーメンになる気がするが
昼食を済ませると
奥さんがお世話になる
中条市の片山家を目指した
家に着くと
家の倉庫の所で
奥さんのいとこの片山慎司と辰巳が
竹で作るランプを制作する動画を
撮影している所で
「煉獄サンに、みくりちゃんっ。
お帰りィ、来るの待ってたしッ」
「うん、しばらくお世話になるね。慎ちゃん」
「みくりちゃんの荷物、
離れに運ぶでしょ?俺手伝うし」
撮影中だったのを放り出して
慎司がこっちに近寄って来て
荷物を運んでくれると申し出て来て
辰巳の方も諦めて
動画の撮影を止めたようで
こちらに辰巳も近付いて来て
「しばらくぶりだな、辰巳君。
今日から、色々とまた世話になるな」
「ええ。お久しぶりです。煉獄さん。
父さんは、今は居ませんので。
離れの縁側の戸を開けているので、
荷物は直接離れに…こちらから
ここを通って貰えたら運び入れられますので」
そう言って今いる場所から
奥さんが生活する離れの1階に
母屋を通過せずに行く方法を教えてくれて
一緒に荷物を運んでくれたお陰で
すぐに荷物を運び入れる事が出来た
離れの縁側にみくりが腰を降ろして
早速お土産兼報酬として貰ったカードを
開封している慎司に対して声を掛ける
「ねぇ、おばあちゃんとおじいちゃんは?」
いつもなら出迎えてくれる
祖父と祖母の姿がないので
土産のカードに夢中な慎司に確認すると
おばあちゃんは買い物に行ってるので
もうすぐ戻るらしいと言う事と
おじいちゃんはそこの広場まで
グランドゴルフをしに行ってるので
夕方まで戻らないそうだ
「冷えた…麦茶…どうぞ」
そう言って4つ冷えた麦茶のグラスの乗った
お盆を持って辰巳が戻って来て
良く冷えた麦茶を縁側で4人で飲んで
この前この家に泊まった時は
この離れの2階に泊ったのだが
下の階の6畳間2間を間の
襖を取り払って12畳間にしてあって
「ベビーベッド、
組み立てて貰ちゃって、ありがとうね」