第120章 夫婦でおもてなしをしよう! 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
この旦那さんがしようとしている
股グリグリをされながらキスをされるよりも
キスをされながら 仙骨を撫で回されるよりも
確かに…手を繋いでするキスの方が
前者の2つと比較すれば数段
こっちが感じる…快感はマイルドだ
「そ…それなら…、しても…いいよ?」
そう…少し呼吸を乱しながらみくりが
こちらに赤く染めた顔を向けて来る
「奥さんは…、今…自分が…
どんな顔をしてるか…、知らないのか?」
自分の顔なんて 鏡ないし
見える訳…ない…のに…
杏寿郎がそう言って来て
お互いの鼻と鼻が掠める距離で
じっと…その赤い瞳に見つめられてしまう
「そのまま…俺の方を…見ていてくれ」
目を…閉じるなと
顔を目を見たままで
キスをしたいと杏寿郎が言って来て
自分の瞼を閉じる事を…しないで欲しいと
そう強請られているのか 命じられているのか
その…間で…ゾクゾクと自分の背筋が
震える様に痺れるのを
みくりは感じて居て
ゆっくりと 杏寿郎の唇と
私の唇とが…重なって行って
触れるだけのキスなのに
ビクビクっと…その唇同士が
触れ合う感覚に…快感を感じてしまって
勝手に身体が反応して跳ねてしまって居た
じっと…杏寿郎に
私の瞳の奥を見つめられてしまって
服を着てるのに…その着てる服の下を
見られている様な…
その服の下の…裸の部分の…
もっと奥の…深い部分まで…
杏寿郎のその熱い視線に貫かれてしまって居て
杏寿郎の目に私の顔が映ってる
ぺろ…っと杏寿郎の舌が
閉じていたみくりの
上唇と下唇の境界線をなぞって来て
「んっ…ふ…ぁ……んッ」
唇に唇を食まれる様にキスをされて
ちゅ…っと唇を挟まれたままで
杏寿郎に…吸われてしまって
キスをしながら…杏寿郎の手が
手探りで私の手の場所を
探り当てて来て
指に指を絡めてぎゅっと繋がれると
「んんっ…ん、ふぁ…ンんッ」
それまでしてた 杏寿郎とのキスが…
手を繋がれるだけで
倍ぐらいに…気持ち良く…感じてしまって
「んっ、んんっ…んふんぅ…」
キスの合間に漏れる声も…
甘く蕩ける…声に変わって行くのが
自分の…耳にも…聞き取れるから
「……みくりッ…」
閉じていたはずの唇に
僅かに開いてしまっていた
その僅かな隙間に…彼が指を差し込んで来て