第120章 夫婦でおもてなしをしよう! 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
芝生の上のアンブレラボールを
4人で協力して集めて来て
葉っぱのオブジェの所に集めると
4人で一緒に大きなサイズの
アジサイと記念撮影をしようとしていると
スタッフの腕章をつけた
地元の高校生の子が
撮影をしましょうかと声を掛けて来てくれて
それぞれのスマートフォンに
記念撮影をして貰った
「集めたボールを、
また適当に…芝生の上に
バラバラになる様に、戻すか…」
「公園のスタッフには、
高校生のアルバイトさんも居るのですね」
「成瀬さんは、地元の高校生を
イベントスタッフとして当日起用
するだけじゃなくて、
地元の高校生が、自分達で
イベントを盛り上げる為の
パフォーマンスや出し物を計画したりして
体験する機会を作ったりもしてるからな」
「ねぇ、杏寿郎。
今回のイベントの事は、
杏寿郎ノータッチなの?」
今回のイベントについての
詳細を杏寿郎が知らないので
このイベントの担当は
杏寿郎ではないのは…理解したのだけども
「俺は花については、からきしだからな。
今回のイベントについては…、
進捗報告程度にしか絡んでないし、
次期リーダー候補に任せてるしな。
それに、俺は…来月の大きなイベントにな
メインに関わってるからな。
そっちが、大分大詰めになってるぞ」
でも昨日のアクアトピアでの
初めてのブライダルフェアのイベントで
炭治郎君にはそんな余裕はないだろうし
「まぁ…誰が…この企画をしたのかは、
奥さんも想像しながら…、
楽しんでれくれれば、いいぞ?」
新エリアの芝生のエリアを抜けて
その奥にはロックガーデンが広がっている
ロックガーデンの岩と石で
区切られている区画には
色味の異なる
可愛らしい可憐なラベンダーの花が
ゆらゆらと風に吹かれて揺れていて
ロックガーデンにある
オープンカフェのスペースでは
キッチンカーで
ラベンダーソフトクリームが販売されて居て
地元の農業高校の
食品加工科の高校生が作った
ラベンダーティーと
ミニトマトの
シフォンケーキのセットが頂けるらしく
女子高生が描いたのであろう
手書きの看板が立てられている
カットしたシフォンケーキが
サンドイッチの様になって居て
間にはカットしたトマトと
たっぷりの生クリームと
ミニトマトのジャムがサンドされている
「奥さんのあの家の、
ミニトマトじゃないのか?」