第120章 夫婦でおもてなしをしよう! 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「後は、施設の維持と充実の為の
ご協力をお気持ちで…って言う
任意の募金箱の設置とかしてるらしいよ」
みくりが入口のエントランスゲートに
設置されている 割と大型の
据え置き型の募金箱を指さして言って
「今は確かに、全国的に
自然公園の有料化が進んでますし。
これだけの充実した新しい公園なら
有料でも来たいと思う人も多いでしょうね」
公園のあちこちに神南港市でも観た
ビニール傘で出来たボール
アンブレラボールと言うらしいのだが
南側に出来た新エリアに
向かって続く整備された道を
新エリアに向かって進んで行くと
芝生のエリアにごろごろと
アンブレラボールが
設置されているのが見えて
単色のボールや 同系色のボールや
カラフルな色の物もあって
カラーバリエーションは豊富にある
公園を訪れている人たちが
大玉転がしの様に
その傘のボールを転がして
親子やグループで
どこかを目指して運んでいる様で
「あの人たちは、
何をしてるんでしょうか?
傘のボールをどこかへ運んでる様ですが。
一体この先に何があるのでしょうか?
アンブレラボールが固まっていると
大きなサイズのアジサイみたいですね」
「いや、雅、そうなる様に
なってるみたいだぞ?あちこちに
アジサイの葉の形のオブジェがあるから
その部分に好きな色のボールを
集めて来て自分達だけの、
大きなサイズのアジサイを作って…
あそこのスタンドにスマホを置いて
一緒に写真が撮れる…って事か…」
「あの、アンブレラボールだけでも
SNS映えしそうなのに…、
その傘のボールで、自分達だけの
オリジナルの…アジサイを…
恋人同士や、グループや、
家族で協力して作れるのか…ッ」
「ふふふっ、その通りなんだな~。
と言う事で、私達も4人で
協力して巨大アジサイ作らない?」
「だが、好きな色が…合わないだろう?
と言うか、これは奥さんのアイデアか?」
アンブレラボール自体は
傘が6本あれば出来るし
アンブレラスカイの会場に
オブジェとして置かれてる事はあるが
それを利用してちょっとした
遊び心をプラスするのは…新しいな
それも…公園の公式のTwitterに
ハッシュタグをつけて投稿すると
自分達のアジサイを共有できるらしい
「よし!なら、この辺りの
アンブレラボールを、
全部、ここに集合させるか!」