第120章 夫婦でおもてなしをしよう! 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
持留が月城の
目の付け所が素晴らしいと褒めると
ここの山女魚達は あの滝の水を
ここまで引いているのだと教えてくれて
「あの滝の水で育った、山女魚なのですね」
それだけ…あの中条大滝の
水が綺麗な水だと言う事は
この山女魚の美味しさが物語っていて
『はい、お待たせいたしましたっと。
こちらが炭火で焼いた、
山女魚の塩焼きに
塩焼きと同じぐらい人気の唐揚げね。
小さい子供とかでも、
唐揚げは骨が気にならずに
頭ごと食べる事が出来るよ』
そう圭吾が自分が焼いた
焼き魚を大皿に乗せて持って来ると
その隣には唐揚げが山になって居る
大皿を持った希望の姿が見えて
揚げたての山女魚の唐揚げと
焼きたての炭火焼の山女魚が
美味しくない訳が無くて
「錆兎ッ…これは…っ、
美味し過ぎ…ますよ…ッ
ミシュランガイドに掲載されるだけの
事はありますね…、美味しい…。
唐揚げの骨も全然気にならずに
頭から全部、食べられてしまいます」
「ああ、唐揚げも美味いが、
塩焼きも…間違いない味だな…」
月城と錆兎がそう
唐揚げと塩焼きの味を絶賛して来て
「まぁ俺が、こっちに
家を建てようと思ったのは、
自然が豊かだし、こんな風中条には
美味い物が他にも沢山あるからな。
子供の食育にも困らないだろうと
そう思ったのもあったからなんだ…」
その後には山女魚の釜めしが出て来て
山女魚で出汁を取った味噌汁と
自家製の漬物が付いて来る
「山女魚…は、こんなにも…
美味しいお魚…だったのですね…」
「川で釣った山女魚は、寄生虫があるから
刺身にして食べれないからな。
養殖場ならではの食べ方でもあるし、
釜めしの…出汁の味も、おこげも美味いな」
杏寿郎はちゃっかり
今日が運転手付きなのを良い事に
更に追加でお酒を注文していて
「美味い物には…美味い酒がないとな…」
冷酒を合間合間に飲みながら
山女魚のコースを堪能している様だった
コースの〆には
デザートとして
片山さん家のミニトマトを使った
地元のジェラートショップが作って居る
ミニトマトのジェラートを出して貰って
お腹も大満足で持留やまめの里を後にした
その頃には駐車場にも空きが出来ていて
乗っていたハイエースが駐車場で
待機をしているのが見えて
『お帰りなさいませ、皆様。
それでは…次の場所へご案内致します』