第120章 夫婦でおもてなしをしよう! 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
滝床でゆっくりと寛ぎながら
美味しい練り切りと抹茶を頂いて
雄大な流れと繊細な流れの
その両方を併せ持つ
中条大滝を存分に楽しんだ後は
元来た道をまた引き返す事15分で
乗って来た車が待機している
滝に近い方の駐車場に戻って来る
『お帰りなさいませ、
お次は…昼食会場へご案内します』
「持留のおっちゃんにお礼言わなくちゃね」
車の自分の座っていたシートに座ると
そう言いながらみくりが
シートベルトを締めていて
もう奥さんの中では
昼食は持留さんの経営している
持留やまめの里へは
この滝のある場所からならほど近いから
持留やまめの里の駐車場は
県内よりも県外のナンバーの車で
広めの駐車場は満車になっていて
すっかりコロナの前の盛況ぶりの様だった
入口で俺達を降ろすと
近くの空いてる場所に
車を移動させて
そこで待機していると言う事らしいので
前に来た時には無かった
大人の身長程のサイズの
大きな山女魚のオブジェが
持留やまめの里に入口で出迎えてくれて
その隣には手書きで作られた
顔出しパネルも設置されて居て
「おおっ!なんか色々増えてるね。
持留のおっちゃんの所のあの
離れのお部屋も好調みたいでね」
「こちらの管理釣り場は、
山女魚を釣る事が出来るのですか?
それにしても、凄い大人気なのですね」
「あれ、見てみろよ。雅」
そう言って受付の所にある
ミシュランガイドのプレートを
錆兎や指差して 月城に見る様に促した
「こんな場所に、
ミシュランの星の店があるんだな…」
「俺も前に奥さんと来たが、
ここの山女魚のコースは間違いないぞ?」
『煉獄様と、煉獄様のご友人の皆様。
ようこそ、持留やまめの里へ、
皆様のお越しをお待ちしておりました。
どうぞ、ご案内致します』
と…言って頭を下げて来たのは
前にここに来た時にお世話になった
あの持留さんの息子さんと娘さんで
『きゃあああっ~、何っ、
凄いいいっ!!誰ぇええっ!
みくりお姉ちゃんッの
旦那さんも、相変わらずイケメンだけどッ、
お友達の人もイケメン過ぎるぅううっ。
ダメだ、弟よ、許せ。
私は死んだ、うん死んだ。後は任せた』
「いや、希望ちゃん死なないで生きて?」
『うん、生きる。
みくりお姉ちゃん
…その壇蜜似のそのすごい、
美人な人はモデルさん?』