第120章 夫婦でおもてなしをしよう! 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
杏寿郎が昨日もアジサイ見たのに
ここにもアジサイがあるみたいだから
そっちを見に行こうと言って来たので
一緒に2人で アジサイを観に行ったんだけど
やっぱりメインはゆりなので
こちら側は人がそんなに居なくて
ゆっくりアジサイの花を楽しんで
園内を一周して入口に戻ると
観光タクシーの運転手さんが
お帰りなさいませと頭を下げて来て
再び車に乗り込んで
『皆様、走行中は
シートベルトの着用に
ご協力をお願い致します。
それでは、…次の場所に向けて
お車の方を、出発をさせて頂きます』
ゆり園を後にして次の場所へ向かう
車は上の有料道路には乗らずに
そのまま国道を北上して
『まもなく、下条市から
中条市の方へ車の方入ります…』
丁度左手には”中条市”と書かれた
看板が見えて来て 4人と1人を乗せた車は
中条市ののどかな景色の中を走って行く
『右手にずっと見えておりますのが、
中条大川と呼ばれておりますが、
そこの看板にもあります通りに
(古津川こづがわ)で御座います。
この下流が県内でもその川の名前が
市の名前になっております古津川市に
流れの方は続いておりまして…、
今から向かいます場所の方は…
この中条大川の元となる
水源の中の一つになっております』
「それにしても…のどかな場所だな…、
山と田んぼと畑と、民家がまばらにある位か。
こんな場所の…周囲に何もない一軒家なんて、
遺産として受け継いでも…、
書い手がつかないか、売っても二束三文だろ?」
そう外に見えた
周囲に畑しかない
他の民家から離れている
強盗に襲われて叫んでも
誰も来てくれなそうな
離れた位置にある一軒家を見て
そう話のネタにする様にして言って来て
「そんな事はありませんよ?
中条市は全国的にもまだ、ここまで
空き家問題が深刻化する前から
かなり市政が積極的に
空き家問題に取り組んでいる市の
一つでもあるんですよ?錆兎」
「空き家をリノベーションして
独居に不安がある、高齢者向けの
シェアハウスにしたりとか。
それこそ移住希望者が移住体験を
出来る為に格安で利用できる
家具付きのシェアハウスにしたりね。
古民家を自分の手でリノベーションして
民泊にしたいとか、飲食店を
始めたいって人に支援したりとかね」
月城の説明に具体的な説明を
みくりが足して説明してきて