第119章 夫婦でおもてなしをしよう!前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
黄色いお店の看板からは
サメのオブジェが飛び出していて
「はぁ?マジか?安すぎないか?
ふかひれのラーメン300円?
どうなってんだよ、価格設定ッ」
その写真入りのメニューには
ふかひれラーメン 300円となって居て
普通のシンプルなラーメンは250円の
驚きの価格設定なのだが
そのあまりの安さに
錆兎のツッコミも間に合ってない様だった
「ふかひれの姿入りの
ラーメンは500円だよ~。
すいませーん、おっちゃ~ん。
ふかひれの姿ラーメン1つ頂戴~」
『はいよ、姉ちゃん。いらっしゃい。
ふかひれ姿1丁ね、ちょっと待ってな』
「俺はふかひれの姿ラーメンと、
チャーシュー麺を頼む」
杏寿郎が追加でラーメンを頼んだので
鍋の中の網に更に2玉
ラーメン屋のおじさんが麺を追加して
お値段はリーズナブルだが
この中華街は食べ歩きの街なので
他の物も食べるのを前提にしてるから
量は控え目だと言うので
杏寿郎は2杯ラーメンを
食べるつもりで注文をしていて
お店の店先に掲示されている
このお店の人気ランキングは
ふかひれラーメン300円が1位で
500円のふかひれ姿ラーメンが2位
3位がチャーシュー麺の様だった
錆兎は300円の
人気ナンバーワンのふかひれラーメンを
月城はみくりと同じ
ふかひれの姿ラーメンを注文して
そのお店の目の前の広場のベンチで
座ってほぼ待ち時間ゼロで提供される
ラーメンを頂いてある程度までは
お腹も一杯になって来ていたのだが
「こうなると、甘い物も
食べたくなってしまいますね…」
「あるよ!甘い物のお店、沢山あるけど。
何が良い?インスタ映えする、
パンダのシュークリーム?
それとも、凍らせたイチゴのかき氷?
美味しいクレープのお店もあるし、
それからね、薄くスライスした
サツマイモをね…揚げたやつに…」
「それは、あそこの事か?奥さん。
ここに来たなら、あれは食べた方が良い。
と言うか、俺が食べたいからな。
奥さん、デザートはあそこに行こう。
芋栗パーラー、店構えも
神南港らしい、お洒落な感じだしな」
まだみくりが説明を
している途中だったのが
杏寿郎がそのサツマイモの
スイーツを扱っている店に行こうと言って来て
もう先導して中華街を歩き始めていて
その杏寿郎の背中を3人で追いかける
