
第119章 夫婦でおもてなしをしよう!前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ

折角登った山を今度は下って戻ると
今度は参宮駅周辺の商店街や
駅前の商業施設や百貨店等が
集中しているエリアからほど近い場所にある
神南中華街を目指す
先程の植物園からは20分程で
神南中華街に到着して
「さっきまでは山の上だったのに、
車で20分で…大都会…だな…」
「この辺りは参宮駅周辺ですね…」
「この辺りは、人も車も多い
神南港市の中心地だな」
中華街自体は小さな区域に
沢山のお店が集まっている
専用の駐車場は中華街には無いので
正門側は大きな道路に面していて
市の中心街で交通量が多いが
裏側の門の側は
大通りからは外れているので
そちら側にある有料の駐車場に車を停めると
「この神南中華街は、横浜、長崎と共に
3大中華街と言われてる中華街なんだけど。
東西約200m、南北110mの小さな範囲に
100あまりの店舗が軒を連ねてて、
食べ歩きが出来る様な店頭販売を
してるお店も沢山あるから…。
大きな中華街じゃないけど、見る物は沢山
ぎゅぎゅっと凝縮してる感じかな?」
裏側の門から中華街に入ると
錨の模様を掲げている洋菓子店が見えて
「ん?あの店って、
壺のプリンで有名な所か?」
「ああ、あの壺のプリンの
紹介をテレビでしてるのを見た事あります」
十字路に沿ってお店が沢山並んでいて
その通路が交わる所に小さな広場がある
その広場すぐ前にずらっと行列が
出来ているお店があって
「何だ?あそこだけ行列凄くないか?」
「あそこはいつもあんな感じだよ?
沢山人が並んでるけど、
回転も速いからね。あそこは
多分この中華街で一番有名な
豚まんのお店、あ、えっと…中華まん?」
「肉まんも豚まんも中華まんも同じだろ?
関西人がとりわけ、豚まんと
肉まんの事を言うだけだからな」
みくりが行列が出来ている
豚まんのお店を指差して
「でもあそこの豚まんはちょっと
普通のよりもサイズが小ぶりでね。
肉汁がたっぷりな感じで、
普通の一般的な肉まんよりね
生地がちょっと違うんだよ。薄くてね
もっちりってしてる感じの生地なの」
「551の蓬莱の豚まん美味いけどな」
「ちょっとぉ、ここで蓬莱の話
しないでってばっ、あの味は
この味とは違うううう」
杏寿郎の言葉の所為で
脳内ではこっちの豚まんと
あっちの豚まんの記憶が入り混じる
