第119章 夫婦でおもてなしをしよう！前編　お相手：煉獄杏寿郎　現代パロ

星型のアジサイとシチダンカと言う
名前を頼りにして
沢山の品種の花のある中から
幻の花を４人で探す

「これも…星形ですが…、いろはと
いう名前のアジサイなのですね…」

月城が咲いているアジサイの中から
星型の花のを見つけるが
シチダンカでは無かった様だ

「奥さん、見てくれ。これはどうだ？」

杏寿郎が空に咲く花火の火花の様な
星型の花が放射状に開くアジサイを
これはどうかと尋ねて来て
品種の名前を見ると墨田の花火となっている

「これは別のアジサイだけど、
ネットで見たシチダンカの花に似てるよ」

「ああ、それに似た奴か？
それだったら、あっちの奥にあったぞ」

この花に似てるのが
シチダンカだと言うと
錆兎がそれに似たのを見たと
アジサイ園の奥の方を指差して

４人でその墨田の花火に似た
アジサイがあった方を目指す

アジサイと言うにはちょっと
花が少なくて　原種と言う感じの
星型の花が咲いていて
シチダンカの説明には

花の色は淡い青色だが、
落花までの間に薄紅、濃紫、藍色に
花の色が変わって行くと書かれていた

「アジサイは土壌によって
花の色が変わりますが。
開花してから、土壌の性質に
関係なく色を変える花なのですね…」

シチダンカの七段は
その花が７段に折り重なってるからだが
そんな風に色の変化も七変化の様に
する事からも来てたら
面白いなとかそんな事を考えながら
幻の花をスマートフォンに納めて

しばらくの間　アジサイ園の中を
それぞれで別れて散策する

「どうだ、奥さん。
アジサイ楽しめてるか？」

「杏寿郎とは…ここじゃなくて、
あっちに行ったよね？水族館のついでに」

この辺りにはこの森林植物園だけでなく
すぐ近くにある日高山高山植物園
さっき糸引きの滝を見た
滝に隣接する糸引きハーブ園
今はリニューアル工事中で
水族館は閉館中の
浜離宮公園なんかも市内では
有名なアジサイの名所だったりとかする

「あそこの公園も、大きくて
のんびりできていいけどな。
ここほどの数のアジサイは
一か所では楽しめないしな…
一口にアジサイと言っても、
なかなかにこうしてみると個性豊かだな」

森林植物園のアジサイを愉しんで
車に戻ると次なる目的地に向けて出発する

今日は…お夕飯を早めにしたいから
お昼も早めにしようとは
2人には予め伝えてある