第119章 夫婦でおもてなしをしよう!前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
確かに…神南港市に住んでる同僚は
夕方にコウモリをよく見ると言ってたな
「二田とはそんなに離れてないけど、
二田ではコウモリ夕方飛んでないよ?」
そんな話をしながら運転していると
駅の駐車場到着して車を停めると
奥さんは月城さんに駐車場の場所と
出口の場所をLINEしている様で
確か9時26分着だったから
丁度30分には二人と合流する事が出来た
出口から駐車場は目と鼻の先の距離なので
2人を車まで案内する
「すいません、本日はお世話になります」
「神南港市には行った事があるけど、
1駅違うだけで雰囲気が違う感じなんだな」
1駅違いで大違いと言いたげに
錆兎が周囲の景色を見回していて
「1駅違いで大違いだろう?
この辺りは住宅街だからな。
中心街から近いのに、
いい感じに、住みやすい街だからな」
車のトランクを開けて
ふたりの荷物を載せると
「じゃあ、折角…新神南港駅に来たから。
ここから、すぐに行ける観光名所に案内するね」
「そこには車では行けないから、
歩いて行く事になるが…」
「ええ、みくりさんからは
歩きやすい履物でとお聞きして居ましたので。
その歩きやすい感じに…して来たのですが。
その…私は…普段からパンプスばかりなので。
逆に…スニーカーを持ってなくて…」
「でも…、大丈夫なのか?前に
会った時よりも、大分…大きくなってるし」
歩きで行くからと言ったから
こっちのお腹が大きいのに
大丈夫なのかと言われてしまって
「大丈夫、道は整ってるから。
お手軽ハイキングだと思ってくれたら」
そう言って駅の裏側から坂道を上って
歩き始めるとまだ駅舎が見えているのに
結構な角度の坂道でそして駅の裏は
直ぐに山になって居るので
「凄い立地…にある駅ですね…、
駅の裏手は直ぐに山なのですね…」
月城が周囲が既に山の中になって居て
まだそこに駅が見えていて
新幹線が停車する駅なのにと
周囲の景色を眺めていたのだが
とても古そうな造りをした
煉瓦で出来た橋が現れて
ここまでは駅から歩いて2分程の距離だ
「駅から歩いて5分の場所でね。
自然が豊かな、滝が見られるの。
多分駅近の滝の中でも、一番近いんじゃないかな?」
「そんな場所に滝があるのか?」
「あの…もしや、なのですが。
これから向かってるのは糸引きの滝…ですか?」