第118章 夫婦でIKEAデートする話 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
IKEAの店内が広すぎて
色々あって見てて楽しいんだけど
ちょっと疲れて来てたので
ありがたく座って休憩させて貰ってから
本来の目的である
来客用の布団セットの
シーツを選びに行く事にして
色々あるシーツの中から
北欧風の柄の色違いの
シーツのセットを購入する事にして
「可愛いシーツがあって良かったね」
「そうだな、楽しみだな。奥さん」
奥さんが嬉しそうにしてるので
俺としてはそれで満足な部分もあるが
その次の週末……には…
奥さんは…里帰りしてしまうので…
俺としては…楽しみもある反面
それが今から憂鬱でも…あるんだがな…
正直…あの九州の出張の間だけの
短い時間でも堪えてたのに…
その状況が2ヵ月も続くとか…
考えただけでもゾッとする…んだが
「月末を…考えると…な…」
「ああ、ご飯の心配?」
「いや、それぐらいは…
一人でも…何とか適当にするが…」
こっちにカートを渡して来たので
促されるままにカートを持つと
その後ろから杏寿郎が身体を寄せて来て
2人でカートを持ってる様な
そんな状態になるけど
背中には杏寿郎の身体の体温を
しっかりと感じる状態の密着度で
「杏寿郎…、甘えんぼさんな感じ?」
「今回は、その…長くなる…しな…。
週末は…そっちに行くが…、
それでも…平日が…な、寂しいだろ?」
そう言いながらこっちの項の辺りに
その鼻先を埋める様にして来るから
「ちょ…っと、杏寿郎…っ」
「奥さんの…匂いを嗅ぎたいだけだが?」
「んんっ、もう、ダメッ、
それは…今は、…ダメだからっ」
だって…匂い嗅ぎたいって言ってるけど
嗅ぐだけで終わらないもん杏寿郎
嗅いだついでに舐めたりしそうだもん
「なら、後で…なら、良いのか?」
「後でなら…良いよ…」
「俺だぞ?」
「嗅ぐ以上の事も……良いよって言ってるの」
「そうか…、分かった」
そう言って一緒にカートを
押す恰好なのは変わらないが
杏寿郎がさっきよりも距離を離してくれて
気が付いたんだけど
カート押す方が歩くの楽だなこれ
自分の妊娠して増えた分の重みを
腕からカートに逃せるので
こっちもカートを押す方が楽に歩ける
「カート、押す方が歩くの楽みたい」
「だが、奥さんに押させてたら
俺が、とんでもない旦那みたいに
世間様に見られるんじゃないか?」