第117章 2回目のハネムーンは… 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
普通のこの周囲は住宅街なので
ここまでの夜景が楽しめるなんて…
私も…そこまでの期待はしてなくて
「……まぁ、考えても見れば
日高山の夜景だって、見てるのは
普通の街の夜景だからな…」
そう言われてみればそうか…
でも…手前のリゾート感のある
ヤシの木に囲まれたプールがあるから
この夜景が…ホテルからの
夜景だって感じになる
「……お部屋だけでも、
広々し過ぎてる位に広くて素敵なのに。
お部屋からの夜景も…こんなに綺麗なんて」
「奥さんはそのソファに座って
ゆっくり寛いでてくれ。
コーヒーとお茶淹れて来る」
ソファに座ってゆっくりしていてと
杏寿郎に言われて
今日も…割と平和記念公園やら
首里城公園とか識名園や
福州園で歩いたから
休んでていいよって意味なんだろうけど
今日のダブルツリーヒルトンの
お部屋の写真を撮って
成瀬さんにLINEで送って置いた
多分成瀬さん的には…
沖縄本島の中で
一番新しい瀬底島のヒルトンを
杏寿郎に勧めてたんじゃないかなって
勝手な想像をしてたのだけど
コーラルリーフのカーペット
凄い可愛いから気に入ったので
そのカーペットの画像も送付したのだが
後から思えば それが間違いで
どこから何をして用意したのか
私にも知り様もないんだけど
後日 二田の家に成瀬さんから
このホテルのカーペットと
全く同じコーラルリーフの柄の
ラグマットが…家に届く事になるのだが
「奥さん、食べるだろう?
さっき貰ったクッキー」
「うん、食べる食べる。
あ。食べてる間に、お湯張りして来るね」
そう言ってバスルームに向かったのだが
洗面台とトイレと湯船が
全部バスルームの中にあって
これだけ…部屋が広いのに水回り全部
一緒なんだって思ったんだけども
お風呂の真横にトイレあるし…
湯船にお湯を入れて
リビングに戻って
杏寿郎が座っている隣に腰を降ろした
「杏寿郎…、クッキー美味しい?」
「ダブルツリーヒルトンなら、
日本全国はもちろん、世界各地の
ダブルツリーヒルトンでチェックインの時に
サービスで貰えるし、売店でも売ってるしな。
クッキー買いに来るだけに、
ホテルに来るお客さんも居る位だしな」
「そんなに美味しいなら、買って帰ろうよ~」
「まぁ買うか買わないかは、
奥さんが食べて決めれば良いだろう?」