
第117章 2回目のハネムーンは… 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ

そしてこの福州園と言うのは
中国福建省福州市と那覇市の
友好都市締結10周年と
那覇市市制70周年を記念して
1992年に開園した中国庭園らしい
ここは…余りガイドブックに載ってない
ちょっとマイナースポットらしいが
私が買ったココミルには載っていて
私が如何にもなガイドブックを
買わなかったのは…ココミルは
ちょっとマイナーな所が載ってたからなのだけど
この福州園は…2022年の7月に
リニューアル工事から営業を再開して
夜間のライトアップを楽しめる様になったらしい
「じゃあ、もしかして夜がオススメだとか?」
「でも…、また、雰囲気が変わるだろ?
レストランもあるからな、
ここで夕飯を済ませて、
このまま…ライトアップまで
過ごしても良いらしいぞ?」
中に居るからってその時間で
入れ替えになるのではなくて
あくまでも入場した時間の料金なのだそうで
今は…17時半すぎだから
このまま福州園の中をぐるっと回って
その後にここのレストランで
お夕飯をゆっくり食べれば
夜のライトアップされた福州園を楽しめて
わざわざホテルから出直す必要も無いぞと
杏寿郎が言って来て…
「でもいいの?お夕飯…」
「いや、今日はホテルで済ますかって
ぐらいだったからな、奥さんが
決めてくれたらいいぞ?どうする?」
まだ…入り口でそんな話をしてるだけなので
そのまま…中国のムードが漂う
庭園の石畳の上を…進んで行くと
白い塔の様な物が2つ見えていて
ここは…四季の夏を表しているらしく
手前に「烏塔」 奥に「白塔」と
呼ばれる双塔があり
この双塔は御影石で造られた
福州の双塔の縮図になっているらしく
典型的な福州の景観だそうだ
奥さんがスマートフォンで
中国の福州の塔を検索して居て
「この塔を再現してあるんだね…」
「奥さん、あれ、中に入れそうだぞ?」
確かに…石で出来た塔には
入口らしきものがあって
中に入る事が出来る様だった
塔と塔との間の辺りの塀の壁際に
「松竹如醉亭」と言う
囲い塀と一体に作られた半亭があって
ガジュマルの木陰と白蘭の薫りで
福州の夏景色を表現しているそうだ
「凄いよ、杏寿郎…あそこの、
鳳凰のレリーフかっこよすぎん?」
松竹如醉亭の半亭には机と椅子があるので
そこに入って座る事も出来る
「躍動的な鳳凰だな」
