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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第117章 2回目のハネムーンは… 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ



まぁ この正義感が
服を着てる様な旦那さんが
戦争の意味をどう考えれるかなんて

私には…分からないけど

「戦争の意味?私がしてって
お願いしたんじゃないから、
本当の意味なんて、分からないけど…。
ほんの一握りの、選ばれた…
お偉いさんのエゴの為なんじゃない?
死ぬのは一般市民、軍隊、兵士って言うけど
元々は全部一般市民だもん。
そこに自分の大切な誰かを守る為…
だと言う、付加価値でも
付けなきゃ…、普通の人間に
人殺しなんて出来ないよ?鬼と人は違う」

「強き者が…弱き者盾にするなど、
あっていい事じゃない…」

「戦国の合戦だって、
お偉いさんは一番奥に居るじゃん。
そりゃ…戦国武将の中にはさ、
自分が先陣をってタイプの武将も居るよ?
皆が皆…杏寿郎じゃないんだよ。
上に立つ人間を選べない時代があっただけ」

みくりがそこまで
一息で言葉を続けると
ハァ~とため息を漏らして

「まぁ…、弱き人々を、守る為…に
戦った…人が居たのは…知ってるよ。
だから、ありがとう。杏寿郎。
考え過ぎだよ、杏寿郎。
杏寿郎がそんな風に考えたって…、
何かのチートで、タイムリープでも
習得しない事には、
沖縄戦で犠牲になった人を…
救えたりは…しないからね?
私達に出来る事は、知る事と
向き合う事と、忘れない事…だけだよ…」

「フォローしながら、
現実を突きつけるのは止めてくれ。
そろそろ、次の展示室に行くか…」

何となく気まずくなったので
次の展示室に行こうと言ったのだが
これが…大きな間違いだった

俺達が次に向かったのは
第四展示室 鎮魂と掲げられたこの展示室は

その展示室の壁面の一面に
犠牲になった学徒と教師合わせて
227名の遺影が掛けられて居て

その…ひめゆり学徒隊の生徒たちが
綴った…日記などが…展示されている

奥さんは…と言うと…
その展示されている
その人が…生きた証を…
食い入る様にして見ていて

奥さんの…心残り…は…
この場所…だったんだろうなと…
何となくに…俺は感じ取ったのだが

空いている場所の手記から読んでいて
ある程度した頃に みくりが
どこに居るのだろうと思って
展示室の中を探すと
今度は壁面に掲げられている
その…ひとりひとりの顔を見ている様で

そう言えば…あの頃も…
みくりは…こんな風に…

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