第116章 2回目のハネムーンは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「夕飯の支度をしながら、
子供と俺の様子を…見れるだろ?」
「って、子供の見守りはわかるけど。
どうしてそのついでみたいに
自分も見守られるつもりになってるのよ」
今まで…お家を中条市に建てるからって
図案も幾つか見せて貰ったけど
図案とか3Dモデルでは…
どうにもイメージが付かなかったのに
杏寿郎が…このやぐらルームみたいな
秘密基地の様な子供部屋にしたいと
そう言って来て
子供が高校生とかになったら
微妙な反応されそうだけど…
その頃には…他の部屋に
その子には移動して貰えばいいもんね
でも…このやぐらルームみたいな
そんなお部屋なら快適だし
大人でも秘密基地みたいで
ワクワクしてしまうから…
この…ロフト下のスペースを
勉強スペースにすれば
あ…そう言えば…
前にネットでロフトベッドの下に
ハンモックがあるの…あったな
そう思って
ロフト ハンモックで検索すると
「ちょ…杏寿郎っ、これっ。
これ、作って貰おうよ!」
吹き抜けになって居るフロアに
ネット遊具の様になって居て
クッションが沢山置いてあって
「拭き抜けハンモックって言うのか、
これは…確かに、家族全員で
ここでゴロゴロしたりもできるし。
ちゃんとしたネットになってるから、
転落する…危険性もないもんな」
杏寿郎が…さっきの
スキップフロアの画像と
ここのやぐらルームの画像と
吹き抜けハンモックの画像を
成瀬さんに送ってくれて
中条市に出来る
私達のマイホームも
このやぐらルームみたいな
ワクワクする秘密基地の様な
そんなお家になりそうな感じだ
そんなマイホームの希望を
杏寿郎と相談していたら
お湯張りが完了していたので
家のお風呂よりも
こじんまりとしている
やぐらルームの和テイストの
お風呂に一緒に入ったのだが
このホテルの他の部屋のタイプには
浴槽はついてなくてシャワーだけの
仕様になっているのだそうだ
「部屋も狭いが、風呂も狭いな。
だが、奥さんと…密着して
風呂に入れるから、それも悪くないな」
だだっ広いお風呂なんて…
どこに腰を据えて 陣取ればいいかすらも
悩んでしまって落ち着かなくなりそうだから
「子供とさ、一緒にお風呂に入る事に
当面の間は、なるんだしさ。
洗い場はある程度広い方が良いし、
湯船も一緒に浸かる、余裕が欲しいけどさ」