第116章 2回目のハネムーンは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
那覇のホテルは…大体どのホテルも
市内だからどうしても
お部屋が狭くなってしまうのだけども
杏寿郎曰くこのホテルは
その部屋の狭さを…
逆にワクワクに変えてると言うらしいので
その秘密基地とやら…に向かって
「この部屋…みたいだな…」
部屋の鍵を開くと
杏寿郎がドアを押さえてくれて
そのまま玄関になってる部分で
靴を脱いで部屋の中に入った
入口のすぐ隣には
おトイレとお風呂があって
廊下…に当たる部分に洗面台がある
洗面台の向かい側の赤茶色の壁には
木が渡す様にして設置されて居て
壁面収納スペースになっている
ロフトの上部にベッドが配置されていて
そのロフトに上る為の階段が
階段箪笥の様に仕切りがついていて
その大きな仕切りの中に
キャリーバックが収納できるようになっている
「やぐら部屋って言うらしいんだがな、
秘密基地…みたいな部屋だろ?」
やぐら…の上には
シングルベッドがきっちりと2つ
並べて設置してあるのだが
やぐらの下段には四角い
大きなデイベッドが設置されていて
このデイベッドで
背もたれに持たれかけながら
半分寝転んだようにして寛いで
向かい側の壁面に設置されている
壁掛けのテレビを観ながら
ゆっくりと寛ぐ事が出来そうだ
そのソファに座れば
部屋の窓からは
絵画の様に切り取られている
那覇の町を眺めることが出来る
やぐらの下部のデイベッドには
大人が2人寝転んでも
余裕があるだけの大きさがあって
このやぐらルームは
定員が4名らしいので
4名で利用する時は
このデイベッドをベッドとして利用するらしい
このホテル…は新しくて綺麗だけど
かなりお値段もリーズナブルで
杏寿郎が言うには…
朝食付きで1泊9000円以下らしい
ツインの部屋と悩んだらしいが
このデイベッドでテレビを観たかったらしく
この秘密基地感のする部屋にしたのらしい
杏寿郎がポットでお湯を沸かす用意をしていて
コーヒーを飲んで一服したら
夕飯を食べに行こうと言うので
杏寿郎が自分のコーヒーと
いつも私のお茶も一緒に用意してくれるので
デイベッドで寛ぎながら
窓の外に見える那覇の街の景色を眺める
「部屋は狭いが…、こんな部屋も
悪くないだろう?みくり」
「うん、秘密基地って感じがして
わくわくする感じのお部屋だね、本当に」