第116章 2回目のハネムーンは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
フワッと後ろから
杏寿郎に抱き締められてしまって
平日の…夕方…で
ウミカジテラスの
観光客の姿も…まばら…ではあるけど
「杏寿郎……ちょ、…お外ッ…
お外で…ベタベタするのは…ダメって」
「それは、いつも…奥さんに
言われているからな。俺も
その辺りは、ちゃんと…心得ている
……つもり…なんだがな、その…、
奥さんの…その気持ちが…嬉しかったからな!」
だったらと…杏寿郎の提案で
お揃いのサングラスと
同じ形の色違いの島草履を
一緒に…コーデになる様にと…
購入する事になってしまって…
私も…杏寿郎が買ってくれた
あのかりゆしのワンピースと
サングラスと島草履を合わせれば…
二田でも沖縄気分になれそうだけど
先に島草履を色違いで購入して
それからサングラスを選びに
サングラスを扱っている
お店でサングラスを選んでいると
「奥さん、思ったんだがな」
隣でサングラスを選んでいた杏寿郎が
こっちに声を潜めながら言って来て
「何?杏寿郎」
「やっぱり…、中条市に建てる
俺達のマイホームにプールを作らないか?
自分達の家のプールサイドで、
毎年この沖縄旅行を思い出す事が出来るだろ?」
自分の家の…リビングに
隣接する様にして塀で囲って
その中にプールを作れば
プライベートプールのある
お洒落なコテージの様になりそうだな…
この…旦那さんに…掛かってしまえば
ある程度子供が大きくなったら
毎年沖縄旅行に行こうとかって
言いそうだもんな…杏寿郎なら
「家族が増えたら、また…
家族の思い出の詰まった
…沖縄旅行も出来るようになるしな」
「うん、そうだね…
確かに島草履も…小さな子が履けそうな
可愛らしいサイズのも…あったもんね」
「奥さん…、さっきの島草履の店に戻ろう」
「え?何で?」
「一番小さいサイズの、
島草履も買って帰らないか?
もう性別も分かってるんだしな…」
その子が…何色が好きになるか…なんて
分からないのに 杏寿郎が
要くんの分も島草履を買おうと言って来て
まぁ…夏に…近所をお散歩したりとか
それこそ水遊びしたりするのに
島草履があっても邪魔にならないかと
杏寿郎が提案に…賛成する事にして
サングラスを購入した後に
島草履のお店にまた戻って
杏寿郎と一緒に…要くん用の
小さな…島草履を選んで購入した