第116章 2回目のハネムーンは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「エイサーと言うのはな、
そうだな…、お盆の送り火の様な物だな」
沖縄のお盆と言えば
あのお家みたいな形の
お庭付きのお墓の前で
親戚が集まって酒盛りをするイメージだけど
「本来はエイサーは、
道じゅねーと言われていてな。
その村や地区を練り歩きながら
先祖の霊を無事にあの世を
送り出すためにする、念仏踊り…が
元々のエイサーと呼ばれる物らしいぞ?
それを、ショーとしてアレンジしたのが…
こう言った所で披露されてるみたいだな」
要するに…
エイサーをアレンジした
スーパーエイサーは
ソーラン節をアレンジした
よさこいソーランみたいなイメージかな?
そんな事を考えながら
エイサーの衣装に身を包んだ
男性陣がステージで繰り広げる
シメデークと言う小太鼓の様な物を
持って演奏をしながら踊る
躍動的なダンスは見応えがあって
30分間のエイサーのショーを楽しんだ
杏寿郎がハブのショーも見たいと言うので
ハブのショーが開催されるまでの時間を
ハブのショーのステージの側にある
茶色い煉瓦の建物の中は
ハブの生態についてや
被害状況について学べる
ハブ資料館になって居て
ハブだけじゃなくて
世界の毒蛇についても学べて
ハブだけではなくて
天敵であるマングースや
ヤシガニやウミヘビ
更にはキノボリトカゲやリクガメに
オオコウモリなどの…
ちょっと普通の動物園に居る様な動物も
居ない様な動物も見ることが出来る
3種類のハブも飼育されて居て
ハブの放し飼いコーナーもあって
ニシキヘビの骨格標本もあったりして
無料で入れる資料館でありながらに
蛇好きなら堪らないだろう
充実した展示物の数々だったのだが
丁度…資料館やその周辺で過ごしていると
ショーが始める時間になったので
昔は沖縄のあちこちの
観光施設で楽しめた
ハブとマングースのショーも
動物愛護の観点から
ハブとマングースを戦わせる事は
出来ないらしく
ニコニコ顔のお姉さんが
コブラを紹介してくれたり
ハブとマングースの
水泳対決をコミカルに解説したり
本来はハブを対峙する為に
輸入されたマングースが
ハブを退治しないで…生態系に
悪影響を及ぼしたりした経過等も
わかりやすく説明してくれたりと
沖縄のハブ事情に詳しくなる様な
そんなショーを楽しんで
おきなわワールドを後にする