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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第116章 2回目のハネムーンは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ



「そう言うの…似合うね…」

「それを言うなら、
奥さんだって紅型、似合ってるぞ?」

城下町の街並みを散策していると

『そのご衣裳のままでも、
お気軽に5分から体験出来ます、
ミンサー織り体験如何ですか?』

このレンタル衣裳のままでも
出来る織物体験はどうかと勧められて

ミンサー織りと言うのは
石垣島に伝わる伝統工芸で

5つの■と4つの□が折り重なって

模様を作っているのが特徴で

■□■
□■□
■□■

と言う…形になるのがミンサー織らしい

なんでも…女性から男性に贈る
愛の証とも言われている物で

”いつ(5)の世(4)までも、
足しげくわたしのところへお通いください”

”いつ(5)の世(4)までも末永く”

そんな意味合いが込められているのだそうで

コースターなら20分程で
簡単に機織り機を使って
未経験でも織り上げられるらしいので

「あの、旦那さん?その…
お時間…20分程…頂いても??」

「もう、今日はこの後は
ホテルに行くだけだからな、いいぞ?
奥さんが、俺の為に思いを込めて
織ってくれるんだろう?ああ、
そうだ、俺にいい考えがあるぞ?
奥さん、コースター2枚織ってくれ。
俺はその間に、ちょっと別の事をして来るからな」

そう言って何かを思い付いたのか
杏寿郎がそのままどこかへ行ってしまって
織り方のレクチャーを受けて
ミンサー織を開始したのだが

どこかへ行ったはずの杏寿郎が
慌てて戻って来て

「大事な事を忘れる所だった、
奥さんがその恰好で、
機織りしてる姿を…撮って置かないとな」

それだけの為に戻って来たらしく
数枚機織りをしている私の姿を
自分のスマートフォンに収めると
慌ただしくまたどこかへ行ってしまって

カタン カタンっと
自分が機を織る音が
古めかしい雰囲気の古民家に響く

鶴の恩返しの鶴にでも…なった気分…
それとも…織姫にでもなった気分だろうか

でも…こういう作業…嫌いじゃないな…
こう…無心になれるからいいな…

私が2枚のコースターを
織り上げた頃に杏寿郎が戻って来て

杏寿郎は…何してたんだろ?

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城下町散策は
琉装体験で出来るのですが

衣裳のままで他の体験をしていいのか
調べましたが分からずで
織物なら汚れ無さそうなので
セーフと言う事にしました(笑)
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