第115章 2回目のハネムーンは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
みくりがその綺麗に
ショーケースの中に
展示されている貝を眺めている
嬉しそうな横顔を見ていて
俺は…別に貝殻には
何の…興味も無いのだが…
「杏寿郎…見て見てッこれ、この巻貝。
リュウグウオキナエビスって
深海に生息してる貝なんだってさ」
白とベージュと薄いピンクの
マーブル模様の貝なのだが
非常に高価な貝らしくて
高価な物だと300万円ほどで
取引される貝なのだそうだ
「この貝が…新車並みの値段か…、
現存してる巻貝では
もっとも原始的な原始的な
形をしてる…のか…深海の神秘なんだな」
杏寿郎がその
リュウグウオキナエビスを見ていて
「5億年前から…変わらない姿らしいよ?」
「ご、…5…億年前…とか?
俺が…思ってたよりも…随分と
原始的な…ままなのか…不変…なのも、
ここまで来ると…、また個性と言えるのか」
「あ、見て見てこっちには
その貝と同じ様な形の貝があるよ。
あ、名前もオキナエビスだから、
同じオキナエビス科の貝みたいだね」
リュウグウオキナエビスの近くには
同じオキナエビス科の貝が並んでいて
そのリュウグウオキナエビスを
コンパクトにして色を変えた感じの貝が
数種類展示されていた
他にも手をピースの形にした
ピース貝や
天使の翼の様な形をした
綺麗な白いその名もテンシノツバサと言う
珍しい見た事も無い貝も並んでいて
その貝に付いても名前と説明が
簡単に添えられている
大きさ毎に小さい順番から
大きな特大のサイズにまで
綺麗に並べられたオウムガイや
つるんとして真っ白な
ウミウサギと言う可愛らしい貝もあって
「わぁ、可愛い貝。
つるつるしてて、真っ白で綺麗」
「丸くなってるうさぎみたいだからか」
その他にも美味しく頂いた
夜光貝やシャコガイも沢山あって
沖縄で危険な貝と言われている
アンボイナガイもあって
同じイモガイ科の貝は
世界中に約600種類いるらしくて
同じイモガイ科の貝も沢山展示されいたんだけど
アンボイナガイはイモガイ科の
貝の仲間の中で最大の大きさらしく
この貝に刺された場合の
致死率は60~70%で
この貝の毒に対する血清も解毒剤もないらしい
まぁ…だから ハマナカーとかって
物騒な通称が付くんだろうけども…
その物騒な貝なのだが
見た目は茶色のベースに
白い鱗を部分的に書いた様な貝だ