第115章 2回目のハネムーンは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「凄い…品数が…多いねぇ~、
どれも、これも美味しそう…」
更には紅芋のポテトサラダに
ラフテー 綺麗にカットされた
沖縄のトロピカルなフルーツに
私のはお刺身定食だから
お刺身は多めだったんだけど
「杏寿郎にも、お刺身付いてる~」
「ああ。こっちには…刺身と
ゴーヤチャンプルーと、
伊江牛のタタキも付いてるぞ?
ああ、奥さん、俺のに奥さんが好きな
さんぴん茶が付いてたから飲むか?」
お値段が…1300円違うだけあって
あっちのはこっちよりも
かなり豪華な定食だったのだが
良く冷えたさんぴん茶に
美味しいフルーツまでついていて
美味しい朝ご飯を頂いた後は
「ねぇ、杏寿郎…、今日は
私が運転したいなぁって、ダメ?」
「ああ、いいぞ。みくり。
じゃあ、今日は…奥さんに運転して貰うか」
レンタカーの運転席に乗り込むと
エンジンを掛けてシートベルトを締める
杏寿郎がナビをセットしてくれて
「どうせ、来たんだしな、
最北端も…行って置くだろう?
と、言いたい所…ではあるんだが…
今回は…やんばるは…遠いからな…」
ここからだと やんばるにある
本島最北端の辺戸岬までは
車で片道2時間かかるらしく
往復すれば4時間の道のりになるから
その4時間を…名護の観光に使おうと
杏寿郎がそう提案をして来て
ここからほど近い場所にある名護には
複数の観光施設が隣接してるから
4時間あれば…幾つか巡れそうだもんね
「と、言う事だから…。
名護に向かう前に…、
先に古宇利島へ行こう」
古宇利島(こうりしま)と言うのは
恋のパワースポットとして人気で
ハートの形の岩があるティーヌ浜が有名だ
車でアクセスできる離島である
古宇利島へは朝食を食べた食堂からは
レンタカーで30分程の距離になる
屋我地島と言う大きめの島から
古宇利島へと繋がっている橋へと向かう
「わぁ~、見て見て!!見た?見てる?」
目の前に古宇利島へと続く
古宇利大橋が見えて
そのエメラルドグリーンの海の上を走る
その爽快感に奥さんは
かなりテンションが上がっている様で
「凄いねぇ、海、綺麗だね!杏寿郎」
「ああ、昨日も、今日も晴れてるし、
海が、エメラルドグリーンで綺麗だな」
小さな島の外周は8キロ程度で
島の外周を車でぐるっと回るだけなら
10分少々で一周する事が出来る