第114章 今年の旦那さんの誕生日は… 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
私は普通に小さいジンベエザメの
一番下の3等賞だったんだけど
杏寿郎が特賞を引き当てたので
今…その巨大なジンベエザメを
獲物の様にして自分の肩に担いでいる
杏寿郎と駐車場に向かって歩いていて
杏寿郎はさっきビールを飲んで貰ったから
ここからは運転すると言ったので
杏寿郎がナビをセットしてくれたんだけど
目的地…までの距離が…
車で1キロも…ないくらいに…
近いとは言ってたけど…近いわ…ッ
激近…だったわ…予想外過ぎ
「え?近いって言ってたけど…近すぎない?」
駐車場を出ると エメラルドビーチに
隣接するリゾートホテルの
オリオン モトブ リゾート&スパを
左手にして見ながらすぐの所を
左に細い道に入る様にして曲がると
そこには…別世界にでも
紛れ込んでしまった様な…
そんな備瀬のフクギ並木が広がっていて
備瀬のフクギ並木も…
有名な沖縄の観光スポットの一つで
ジブリの世界の様な…景色が広がっている
今日の宿泊先の駐車場に車を置いて
折角だからのんびり水牛車にでも
乗ってフクギ並木を楽しもうと
杏寿郎が言って来たので
時間は16時を過ぎた辺りで
水牛車乗り場のおじさんも暇そうにしてたから
営業してないじゃないかと思ったけど
17時半までやってるのでなんくるないさ~と
乗るよりも…自分が歩いた方が…
速そうな…速度の水牛車に乗って
木漏れ日があちこちから差し込む
フクギ並木の散策を楽しんで
水牛車に揺られながら記念撮影をして
水牛車に乗った場所まで
小さくぐるっと
フクギ並木をコンパクトに回って戻ると
その水牛車の乗り場から
ほど近い場所にある一服茶屋で
フクギ並木の中で緑の並木を眺めながら
美味しいかき氷を頂いてから
駐車場の所まで戻って荷物を降した
チェックインに対応してくれる場所は
別の場所らしくてその辺りは
伊根の舟屋と同じ様な感じで
チェックインを済ませて
杏寿郎がカギを受け取って来たと戻って来たので
今車を停めているすぐ向かい側にある
フクギの並木の中に隠れて見えている
白い石の塀に囲まれている
ビィラが…今日の宿泊先らしい
沖縄らしい形の平屋の建物だけど
その外壁も屋根も真っ白で
玄関ポーチのタイルが敷いてある場所には
BBQコンロが設置してあった
玄関の白い壁には『灯』と書かれた
プレートが掲げられている