第114章 今年の旦那さんの誕生日は… 後編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
そんな…カイロウドウケツの様な
素敵な今夜のお宿を…
杏寿郎が用意をしていると言って来て
「昨日の…カイロウドウケツも
かなり素敵な、
カイロウドウケツだったけどな」
そう杏寿郎の言葉にみくりが
昨日泊まった 星のや沖縄が
素敵なホテルだったと言って来て
「確かに…また…行きたくなる
素敵な、カイロウドウケツだったな…。
ドウケツエビは…一度住処を決めてしまえば
そのカイロウドウケツから出られないが。
幸せな事に…俺達は…、好きに
カイロウドウケツを移動できるからな…」
「そうだね…、今住んでるのは
(仮)のカイロウドウケツだもんね…。
そう言えば…あれから…何度か、
中条に建てるお家の件は…、
中条でのお仕事のついでに…
打ち合わせしてるけど…」
あの…西井君がおススメする
中条市の中の3か所の
お家を建てる候補地から
片山のあの祖父母の家から…
一番近い場所になる土地を選んだんだけど…
お家の図案も…間取りについての
相談をさせて貰って…原案みたいなのを
幾つか…見せて貰って…
どれも…私の希望を伝えてあるから
その希望に合わせた…図面を用意して貰ってたけど
「ああ、家な。中条に建てる家の件は…
あっちに仕事で行く度に話して
あっちの担当と相談してる最中だ。
もう少し絞れたら、奥さんの
細かい希望も…確認して
あっちの担当と打ち合わせて貰うがな」
今回の旅行の事とか…
それこそ…先月の九州もそうだけど
まぁそれを言えば…前の
水無瀬島の新婚旅行もだけど
杏寿郎は……サプライズが好きなのか
ちっとも…どこに行くのかとか
何を見るのかとか食べるのかとか
どんなホテルに泊まるのかも内緒だから
毎回ミステリーツアー状態…なんだけどね…
だから…もう…中条市のお家も
おんぶに抱っこで…お家…建てちゃいそうだな
そのまま深海魚のコーナーを見て回って
琉球弧の水辺と言う
沖縄の琉球弧の森や川をイメージした
ジャングルの様になった淡水魚の水槽があって
その先に進むと…美ら海水族館の
建物の外に出る形になって
階段を降りたすぐ目の前の
マナティー館と書かれた文字が見えていて
「マナティ!!マナティ居るって!」
「分かった、分かったから…ッ。
すぐ目の前にあるだろう?マナティ館。
そんなに慌てなくても、マナティは逃げない」