第113章 今年の旦那さんの誕生日は 前編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
杏寿郎がじゅうしぃを気に入ったらしくて
丼でお代わりをお願いしていて
メニューに単品の扱い無いのに
断わられるのかと思って居たら
快く快諾してくれて
美味しそうにそれを食べている杏寿郎を
お店の人も嬉しそうな顔をして見ていて
ここだけ…ほんわかとした時間が
流れているのを感じる
お昼ご飯を済ませると
また海中道路を引き返して戻って来て
沖縄らしい観光スポットへ行こうと
杏寿郎が言って来ててぃらーぶぃからは
車で50分程の距離にある
東南植物園に到着した
如何にも南国と言ったヤシが茂る園内では
ハイビスカスやブーゲンビリア
プルメリアや蓮の花を楽しむ事が出来る
ユスラヤシの並木があって
真っすぐに天に向かって伸びる
ユスラヤシの並木で写真を撮ったり
南国フルーツが木に成って居る所を見たり
蓮の花がちらほらと咲いている
池を眺めたりして池の鯉に餌をやったりした
「ちょっと、休憩がてら
ジェラートでも食べるか?売ってるぞ?」
沖縄と言えば…
ブルーシールアイスのイメージだけど
ここのジェラートは沖縄の食材を使った
ジェラートがあるらしく
ハイビスカス…も悩んだんだけど
マンゴーとシークワーサーにした
「杏寿郎は…?何味にしたの?」
「俺か?奥さんがマンゴーと
シークワーサーにしてたからな
俺は、パイナップルと、紅芋だ。
一緒にシェアして食べるだろ?
だったら、味が違う方がいいと思ってな」
園内に設置されているベンチに座って
お互いが注文したジェラートの
食べ比べの食べさせ合いっこをしつつ
「今日は…、ここを出たら…
真っすぐホテルに行っても良いか?
夕食も、ホテルで済ませるつもりにしてるんだ」
「うん、いいよ。分かった」
そう返事はした物の
杏寿郎らしくないなって思った
サンセット観たいとか
ギリギリまで観光したいとかって
言いそうな感じなのに…
早く…今日のホテルに行きたそうな感じで
「ねぇ、杏寿郎…もしかして…なんだけど。
その…、今日のホテル…さ、
楽しみ…にしてる感じだったりする?」
「ああ、割とな…、一回…その、
泊まってみたいと…思ってたからな…。
自分の誕生日…だったら、そこに
泊っても良いかと思ってな…」
「でも、明日じゃなくて良いの?」
「いや、今日のホテルで
10日を迎えるだろう?だから、だが?」