第113章 今年の旦那さんの誕生日は 前編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
自分の肩に杏寿郎の体温を感じながら
一緒に那覇の夜景を楽しむ
「高階層…からの夜景も良いが、
低階層の夜景も…悪くないな…
こう…街がの明かりが
近くに感じられる気がするしな」
触れていた杏寿郎の肩に
コテンと頭を倒して
みくりがもたれ掛る
スルッ…と杏寿郎が腰を撫でて来て
ビクッと敏感な場所を撫でられて
驚いた様な顔をしながら
止めてと言いたげに声には出さないで
涙目になりながら小さく首を左右に振って来て
声が漏れない様にっときゅと
強くみくりが結んでいる
唇を杏寿郎の指先が撫でる
奥さんが感じ易くて
腰が弱いのを知りながら
周囲に誰かが居る外で…
時々…こう言う事を…してしまいたくなる
スリッ…と腰を撫でつけると
ぎゅっと唇を噛みそうな位に噤んで
声を漏らすまいと…して来るから
「……みくり…」
奥さんを…そんな風に乱して良いのも
この…表情を見てもいいのも
声を…聞いてもいいのも…
俺だけ…だと言う事実を…
自分の奥底の芯を満たす為にしている
只の確認の行為…でしか無いが…
酷く…支配欲を…満たされる…からな
毎回…後で 苦言を頂戴するが
どうにも…旅先では…雰囲気で
許される気がして…してしまいがち…だな
いや…旅先だからか…
家じゃないから…かもな…
自分の用意した 巣じゃないから
それを確かめたくなるのかもな…
ぎゅうっとみくりが
杏寿郎の服を握りしめる様にして
強く掴んで来て
「杏寿郎…、お部屋…帰りたい…ッ」
「もう、夜景は良いのか?みくり」
そう耳元で確認を取る様にして
囁き掛けるとこくんと
みくりが頷いて
「…杏寿郎……ッ」
ぐいっと腰を撫でている方じゃない
空いている方の手で
杏寿郎がみくりの口を塞いできて
「んむっ…!?」
「声…、殺せる…だろう?ちょっとだけな…?」
自分が無理そうだから…声が出そうで
それを抑えられそうにないから
部屋に帰りたいと懇願してるのに
どうも…奥さんのそう言う表情は
俺の加虐心を刺激して来る
ちょっとだけ…と言いつつ…
それを堪え切れなそうにしている
奥さんを見て 毎回毎回
煽られてるのは…俺の方だが…な…ッ
トントンっと仙骨を軽く叩くと
グッと手の平を押し付けて揺する
「んぅ…ふ、ん゛っ、…んンッ」