第113章 今年の旦那さんの誕生日は 前編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
他にも島草履柄とか
沖縄らしいドラゴンフルーツとか
タコライス柄のかりゆしとかもあったけど
8割ぐらいは…ハイビスカスじゃない?
多少の柄の大小や色味の違いがあるけど
その大半がハイビスカス柄だと思ってると
ちゃっかり知らない間に
自分でパイナップル柄のを選んでたから
そんな感じで良かったんだ…思ったんだけども
杏寿郎は先に選んでレジを済ませてたから
こっちがプレゼントするねって言っていた
コーラルリーフ柄のかりゆしを
レジに持って行って清算をお願いすると
可愛らしいピンクのかりゆし姿の
20代前半の女性店員さんに
「(素敵なご主人ですね…、
沖縄旅行お二人で…いえ、
お三人で沢山楽しんでくださいね♬)」
……と
清算をしながら声を掛けられてしまって
どう言う意味なんだろうと
みくりが疑問に思って居ると
そのまま国際通りを気ままに散策して
「ねぇ、杏寿郎…見てもいい?」
沖縄の青い海をイメージして作られている
沖縄の定番のお土産でもある
ホタルガラスのアクセサリーを
扱っているお店を見つけて
その中を見たいとみくりが言って来て
ホタルガラスのアクセサリーが
売っている店に入ったのだが
「旅行中に…着けてくれるんだったら…
さっきのお礼に、ネックレスと
ピアスを…買って差し上げなくも無いが?」
ホタルガラスはトンボ玉みたいな
ガラス製品なのでそんな
ビックリする様な高価な物ではなく
安い物は1000円から
高くても5000円ぐらいまでで
メインの価格帯が2000円台なので
かりゆしウエアのお礼に
プレゼントしてくれると言われてしまったけど
今回の旅行にお金を使うから
誕生日のプレゼントは要らないとは
言われてしまったんだけども
こっちが何か杏寿郎にプレゼントしたら
こうしてまた返されてしまってたら
プレゼントも何も出来たもんじゃないなと
そんな風に思いながらも
ホタルガラスが3連になったデザインの
お揃いのネックレスとピアスを買って貰って
ホタルガラスを売っているお店を後にして
ホタルガラスのお店から近い場所の
琉球グラスを売っている店を見たり
お土産物屋さんを見たりしつつ
平日だからそこまでの騒がしさもない
国際通りを手を繋いで歩く
「こうしてると、
沖縄に来た~って感じがするな」
「来ちゃったね」