第113章 今年の旦那さんの誕生日は 前編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
直ぐにビールが運ばれて来て
とりあえずオリオンビールと
ノンアルコールビールで乾杯をする
食堂と言っても隣とは
仕切り程度の区切りしか無くて
大きな空間を区切って分けられているだけで
それぞれが独立した店舗と言う作りではなくて
利用するお店によって
座る場所が違うフードコートみたいだな
下の市場で買い物をしなくても
食堂だけのメニューも沖縄料理や
鮮魚が豊富で中華料理とかもあるし
メニューを眺めているだけでも
レパートリーの多さに驚かされてしまうのだが
大きな船盛になったお刺身の盛り合わせが
1500円とかで
さっきの下の鮮魚店の1000円の
お刺身の盛り合わせも二田のスーパーなら
同じ1000円でも量は3分の1くらいだ
500円の盛り合わせだったけど
こっちが単品で購入したイラブチャーと
夜光貝のお刺身とサービスの海ぶどうが付いて
りっぱな船盛になって出て来たんだけども
どきどきしながら
初めて食べる夜光貝のお刺身に
お醤油を付けて頂くと
「つぶ貝…ぽいか?割と淡泊だな…
確かに、これを1個全部はキツイな」
下の鮮魚売り場のおばちゃんが
全部は刺身はオススメしなかったのは
大きな貝でさっぱりしてるから
全部は刺身では…辛いからで
癖をこそげおとした鮑…の様な感じだ
貝類が持つ独特の風味と言うか
癖と言う人も居るがそれがこの貝には
薄い位にしか感じないから
貝が苦手って人は美味しく食べられる買いかも
青いお魚のイラブチャーは
皮付きのままで湯引きされて
お造りになっていて
白身のお魚だから淡泊なのかなと
思ったけど皮目はコリコリしてて
身はぷりぷりとして弾力がある
「美味いか?みくり。
あの青い魚だろ?それ」
「暖かい地方の魚って、
身が締まってないから刺身にしても、
美味しくないって言う人が多いんだけどね。
後は脂の乗りが悪いとかって…。
私は…、普通に好きだけどな…コレ。
スーパーに売ってたら買うけどな…」
奥さんは魚の好みは五月蠅いので
不味くないしあったら買いたいなら
美味しい…んだろうな…多分
お刺身を頂いている間に
バター焼きになった
イラブチャーと夜光貝が運ばれて来て
夜光貝はバター焼きがオススメと
下の鮮魚店のおばちゃんが言ってた通り
貝の香りが少ないあっさりした味だから
濃厚なバターとの相性が良くて