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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第113章 今年の旦那さんの誕生日は 前編 お相手:煉獄杏寿郎現パロ



ゴォオオッっと
エンジンの轟音が響いて
身体の芯に伝わって来る感覚に

何度も飛行機には乗ってるのに
毎回テンションが上がってしまうのは

私だけ…なのかな?

滑走路を走る機体の前輪がフワッと
浮かぶ感覚がして

この上空に飛行機が飛び上がる時の…

凄い斜めの状態の機内の景色とか…
身体に掛かる圧の感じとか…

杏寿郎は杏寿郎で
凄い興奮気味に隣の席のみくりが
前のモニターと窓の外を見ていたので
本当に…飛行機の離陸が好きなんだなと

感心してしまいつつも

奥さんを飛行機に乗せてやれて
良かったなと思ってしまいつつも

機体が水平飛行を始める頃には
普通のいつものテンションになって居たので

離陸が…好きな…のかもな…単純に

「奥さんは…、客室乗務員とかって
やっぱり憧れたりしたりしたのか?」

「え?英語だけじゃ…、務まらないし
働ける年数って短くない?客室乗務員って」

「だったら、いつも飛行機に
乗って居られるだろう?
そんなに好きなら、仕事にしたいとかって
そう言うのがあったのかと思ってな」

みくりが座席の網棚に備え付けてある
機内販売のカタログをパラパラとめくりながら

「帰りに、免税店でも行くか?」

「沖縄の免税店ってさ、
日本から出てないのにさ、何で免税価格で
買い物出来るのか不思議なんだけど?
それって、昔、沖縄が琉球王国だったから?
高校球児が昔、甲子園に来るのに
パスポートが必要だったってテレビで観たよ」

そう何とも奥さんらしい方向から
沖縄の免税店で日本人が
国内旅行なのに免税価格で
買い物が出来る理由を予想して言って来て

思わず 機内なのを忘れて
奥さん本人は至って真面目に言っているので
声を出して笑ってしまいそうになったのだが

「沖縄の免税店で、国内旅行なのに
免税価格で買い物が出来る理由はな。
沖縄の地域復興の事業だからなんだがな」

「沖縄にだけ、認められた特例ってこと?」

「ちなみに…国際空港の中は
どこの国にも属していない扱いだし。
今、こうして空を飛んでる
飛行機の機内…も、その扱いだからな」

「ああ、だから機内販売も
免税価格って事ね…、そうなんだ」

機内アナウンスで機長のアナウンスが流れて
沖縄の那覇空港には定刻通りに
到着する予定だと言う事だった

「あっちは…雨みたいだな…」

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