第112章 九州に行ってきました!その3 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
みくりの手から
持っていたマジックを杏寿郎が取ると
そのハート型の南京錠の裏の
私と杏寿郎の名前の間に”要”と書き足して
「な?大事な忘れ物だっただろう?」
「ねぇ、杏寿郎…」
「ん?どうかしたのか?みくり」
「今度ね、また…どこかの…ね
恋人の聖地に行くことがあったらさ。
こう言うのにさ、家族皆の
名前…書くのいいなって…思ってただけ」
そんな話をしている間に
甘露寺と伊黒も写真を撮り終えていて
不死川とみくりがハートの南京錠を
お先と掛けに行ってしまっていて
随分とゆっくりとしていた様だったが
錆兎さんに写真を撮って貰って
雅さん達の2ショットも撮影して
ふたりも記念にハートの南京錠を
ここに掛けて行くと言っていたので
ハートの南京錠を指定された場所に
杏寿郎と一緒に掛けると
先にお土産売り場を見に行っていた
他の4人の後を追いかける
ここの営業時間は22時までなので
お土産を見て買い物を済ませると
丁度営業がもうすぐ終了すると言う
館内放送が流れる頃になっていて
福岡タワーからシーホークまでは
また代行運転を依頼して
黒のハイエースバンで移動して
俺達は昨日もここだったので
チェックインは不要だったが
他の3組はチェックインからだと
思っていたのだが…
よく考えれば…今日は成瀬さんが
俺達4組分の4部屋を予約して居たので
俺達の名前を確認しただけで
手続きらしい手続き不要で
部屋のカードキーを受け取った
フロントの人の話によれば
明日の朝食はあのエグゼクティブフロア専用の
エグゼクティブラウンジは
私達だけの貸し切りになるので
朝食の時間であればいつでもどうぞとの事だった
公式サイトを見たから分かったんだけど
今はコロナの影響で
あのエグゼクティブラウンジは
営業を休業しているらしくて
恐らくに…だけど…
あのラウンジは成瀬さんがここに来た時に
成瀬さんの為だけに営業してたんじゃ…とかって
そんな事を密に考えながら
もう荷物は今日泊まる部屋に運んで貰ってるから
それぞれに別の階に宿泊する事になって居て
高階層には違いないが
階が4組とも違う理由は…
杏寿郎は…何となく悟ったには悟ったが
それぞれが宿泊する客室のある階で
降りて行ってしまったので
最後にエレベーターには
私と杏寿郎だけになったんだけど