第112章 九州に行ってきました!その3 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
伊黒に感心もしてしまいつつも
甘露寺の食べっぷりは…
あの頃と何も変わっておらず
甘露寺は甘露寺だなと思ってしまう
「なぁ、煉獄ゥ、お前等は…
お館様ん所には…、結婚の、
挨拶しに行くつもりかァ?」
そう不死川が杏寿郎に言って来て
「不死川…、何を言って…」
「まぁ、お前は居なかったかんな、
知らねぇでも当然だわなァ…」
そう言って不死川が
俺達が死んだ後…
悲願を達成し鬼殺隊が
解散した時の話をして来て
驚いた事に…不死川が言うには
お館様のご子息が
今もご存命…であると言う話だった
「もしや…、そちらの方は
日本一ご長寿の記録を…、
福岡出身の田中カネさんと一緒に
保持されていた 産屋敷輝利哉さんですか?
残念ながら、去年田中カネさんは
119歳でお亡くなりになられましたが。
産屋敷さんは、今もご存命で
120歳になられたと
この間のネットニュースで見ましたが…」
月城が産屋敷と言う苗字が
珍しかったので記憶していたらしく
そう言って来て
「そうか…、それは驚いたな。
お館様のご子息が…、
今もご存命であられるのか。
ん?お館様のご子息??
不死川、お館様には…5人の子が
あった様に記憶しているが…、
ご子息は居たか?
お揃いの髪型の童女でなかったか?」
ふんっと伊黒が鼻を鳴らすと
「男児は…死亡率が高かったからな。
男児に女児の恰好をさせて、女児として
育てていたりしただろう?昔の
日本ではあちこちにあった風習だが…」
「俺が会いに行った時には、
お館様は随分と驚かれてたが…、
まぁ、俺なりのな、けじめつぅーかな…。
あの様子じゃ…なぁ、いつどうなっても
おかしかねぇし、120だしよォ。
お前が会いに行けば喜ぶんじゃねぇかァ?」
そんな話をしている内に
もつ鍋と水炊きも食べられる様になっていて
お酒のお代わりもどんどん注文して
沢山九州の美味しい物を食べて飲んで
博多での宴を楽しんだ
今日のお礼に2人の分は皆で支払って
伊黒は甘露寺の分だから
多めに支払うと言って来て
その店での会計を済ませると
丁度月城が手配していた
代行運転がほどなくして
お店の駐車場に到着して
「では…、皆さん…。
この後に…もう一か所だけ…。
ここからすぐ近くにある…
博多の観光名所に…
皆さんを、ご案内をさせて下さい」