第112章 九州に行ってきました!その3 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「法律で禁止されておりますが、
馬のレバーはその辺りの安全性が高いので」
そう言いながら是非に九州でと
馬のレバーは苦手で無ければと勧めて来て
「馬は臭みが非常に少ないですから、
他のレバーが苦手でも…、食べられるかと」
レバーは苦手な様子のみくりに
そう月城が声を掛けて
「お前…、血の気ねぇんだし…、
食えんだったら食っとけェ」
食中毒などの観点から
牛レバーの生食は今は出来ないが
今年は特に鳥インフルエンザの影響で
玉子の供給も価格が高騰しているし
鳥を扱っている店でも鳥の方は
難しいのかと考えていると
「こちらのお店には
鳥のレバーとささみの
お刺身もありますよ?如何です?」
錆兎がメニューのページを開いて
こちらにどうかと見せて来るから
どこに何があるのか分かってるなら
この店はふたりが良く
食べに来る店なのかも知れないな
「とっても、美味しそうね。
じゃあ、乾杯して頂きましょ?
やっぱり、煉獄さんが、ここの
乾杯の音頭を…してくれるのかしら?」
「むっ、俺か…?まぁ確かに
元を正せば…俺が言い出しっぺだしな。
よし!じゃあ、皆、グラスの準備はいいか?
今日は、月城さんと錆兎には
世話になりっぱなしだったな。
それから、不死川に、みくりと、
伊黒と甘露寺も、今日の為に
予定を調整して貰って、すまなかったな!
博多の夜に、乾杯!」
そう言って杏寿郎が持っていた
地酒の入ったグラスを掲げると
「「「「乾杯」」」」
乾杯をするとお腹が空いてましたと言いたげに
次々に甘露寺がテーブルの上に
狭しと並んでいた料理を平らげて行くので
その甘露寺のダイ〇ン並みの
吸引力にまだ見慣れていない二人は
あっけにとられてフリーズして居たが
月城が慌ててメニューで
追加注文をしようとしていたのを
伊黒が手を出して制止すると
「甘露寺の食べた分の追加注文なら、
もう先程、ドリンクのオーダーの時に
俺が、済ませてある。俺の仕事だ。
月城は安心して、食べて飲んでくれ」
甘露寺に食べるものを無限に提供するのは
自分の役目であり生きがいの様にして
伊黒がそう月城に告げると
誇らしげに腕組みをしながら笑っていて
甘露寺がテーブルの上…を
綺麗にするタイミングで
伊黒の追加注文した物が運ばれて来て
その辺りのペースと
提供のタイミングも…計算済み…かと