第112章 九州に行ってきました!その3 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
杏寿郎が窓の外を見ると
初日に夕食を食べに来た
キャナルシティ博多からほど近い
天神駅周辺の様で
この辺りは博多の名物である
屋台が多く建ち並んでいるエリアで
屋台なのかと思って居ると
ある店の駐車場に車を停めて
「こちらの…お店になります。
こちらのお店は、元々は
天神で人気の屋台だった店が
お店を構えておりまして。
元々は…あれだけ数を連ねている
博多の屋台の中でも、
人気を誇っていた屋台ですので…」
「味の保証は…出来てるって事かァ…」
お店の中は一見すると
ちょっと高級なお寿司屋さんの様な
落ち着いた雰囲気のある店内で
個室の掘りごたつの座敷に案内される
「最初に…ここの名物…、
数品頼んであるから、もっと
欲しかったら、追加で注文してくれ」
そうメニューを広げて
こちらに差し出しながら錆兎が言って来て
「運転、お疲れ様…。
ここからは…運転するから、
錆兎も…、皆さんと、飲んで下さい」
「でも、そうすると…雅が…」
「あ、えっと…良ければ…運転します…が。
私は…今は、飲めない…ので。どうぞ…」
そう…雅さんにも飲んでもらいたくて
運転手をすると申し出てみたのだが
こちらがおもてなしをする側なのに
運転をさせるなんてできませんと言われて
車は9人乗りなので代行運転を
手配して来ますと月城が離席してしまって
普通に代行運転を頼むにしては
ちょっと時間が掛かっていたのが
杏寿郎としては気になりはしたのだが
あらかじめ数品は注文をしてあると
言う事だったので
最初にドリンクのオーダーを取られると
ドリンクが届くまでに
既に数品はテーブルに届けられていて
居酒屋ではあるが味は確かで
その上に博多の味である
水炊きともつ鍋の両方を提供してくれるらしいので
乾杯が出来るタイミングで
セットされた鍋がコンロと運ばれて来て
もつ鍋と水炊きが出来る間に
木箱に入ったお刺身の盛り合わせには
美しいヤリイカの姿盛りに
カワハギに車エビにオコゼ
勝本漁港直送の生の本マグロ
もちろんにそれとは別に
博多名物のゴマ鯖もあるし
馬刺しの盛り合わせもある
その他にもめんたいこのポテトサラダ
鳥皮ポン酢 鉄板餃子
博多の屋台と言えばの焼きラーメン
「後…こちらのお店の名物が…、
馬のレバーのお刺身でして。
今はその…レバーの生食が…」