第112章 九州に行ってきました!その3 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「お前…、そのザビエル以外に
知り合いにザビエルいんのかァ?」
「昨日食べた、地獄蒸しプリンも
とぉっても美味しかったのよ
あのね、皆で分けようと思ってね。
別府八湯石鹸も買ったの。おみやげにね」
そう蜜璃が言って来て
地獄めぐりのおみやげを
一緒に旅行して別行動していた
私達にも買って来てくれたらしく
「ありがとうございます、蜜璃さん」
「温泉が石鹸の中にね、
練り込まれてるだけじゃなくって、
オリーブオイルや蜂蜜とかのね
無添加の石鹸だから。敏感肌でも
安心して使える石鹸なの」
エステティシャンをしているだけあって
美容とかそっちの方の知識は
流石蜜璃ちゃんはプロって感じがするな
「ああ、それからこれは…
今日、お礼と言うほどでもないが…
世話になったと言う気持ちだ」
そう言って伊黒がある物を蜜璃に渡して
それを蜜璃が月城に差し出していて
「ああっ、これは…ハウステンボスの中で
販売されている、カースケイクですね。
カースケイクは、地元の長崎県民にも
貰って嬉しいと言われる人気のお土産ですから。
また、錆兎と一緒に頂きますね…」
「悪かったなァ…、手土産のひとつも
用意してねぇし…。晩飯…でも、奢らぁ」
ふふふーんと自信満々に
みくりが不死川を制止すると
「大丈夫!今日、私が撮った画像を
使って、フォトブックにして
雅ちゃんには送るねって、言ってるから。
思い出にはお値段付けられないでしょ?」
常にあの不死川の彼女は初日から
新幹線の中でもハウステンボスでも
どこへ行っても移動の車内でも
写真を撮りまくってたのは…
そんな意図があったのか…
「昨日の画像を…不死川の彼女に
送ってたのはそれでか?みくり」
「うん、みくりちゃんそう言うの
するの好きなんだってさ。
皆の分も画像選んで作ってくれるって」
「それを言うなら、良かったのかァ?
今夜のホテル…の宿泊代…。
成瀬さんが…、全額出してくれるって
言ってたけどよォ。中条に来てからも
お前等の事…、頼むつってたぜェ」
「俺としてはあの、成瀬さんと
お前の所の、みくりとの
関係性についての話での方が、
よっぽど…興味あるがな…」
そんな話をしている間も
車はどんどんと博多に近づいて行って
新幹線でもそうだったが
お菓子パーティーが開催されていた