第112章 九州に行ってきました!その3 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
今は跳ね橋が跳ねる時間ではないし
渡っている人の姿もちらほらとあるから
跳ね橋が降りて一番には渡れないが
みくりは不死川と
蜜璃は伊黒と
それぞれに腕を組んで
その跳ね橋を渡っていて
俺も隣のみくりに向かって
自分の手を差し出して
「要するに、気分の問題…みたいだが。
俺達は、もう、夫婦だが…、
今も、恋人同士でもあるからな」
「気分の問題…ね、はいはい」
仕方ないなと言いたげにしながらも
俺の気分の問題に奥さんが付き合ってくれて
手を繋いで 橋を渡る
隣にいる月城さんと錆兎のカップルも
恋人繋ぎをして橋を渡っていて
隣のみくりがその2人の様子を
嬉しそうにしながら見ていて
「良かったな…、みくり。
月城さんに、いい巡り合わせがあって。
中々に彼は、見どころのある、
男気に溢れる…性分をしてそうだしな…」
「うん、幸せそうだし、お似合いだね?」
「そんな事は無いぞ?みくり。
俺と奥さんだって、お似合いだからな」
ぷっ…とその杏寿郎の台詞に
思わず吹き出してしまったが
ぎゅっと繋いでいた手を握ると
杏寿郎が握り返してくれて
ブルーウイングもじを渡り切った
その先には 旧門司税関があり
「この、旧門司関税は。昭和初期まで
税関庁舎として使われていた建物で
明治45(1912)年築。今のこの建物は、
焼失後に再建されたものなんだ。
1階は吹き抜けの天井で、
休憩所と税関のPRコーナー、
そして、2階は展望室がある。」
と言う…この目の前の建物の
説明を錆兎が皆に向かってして来て
「どんだけ、このエリアの
観光スポットの情報、暗記してんだァ?」
その旧門司関税を見学した後は
門司港駅まで戻って
更に通り過ぎた先にある
関門海峡ミュージアムに立ち寄って
その中にある大正時代の
門司港の街並みを再現したエリアを見物し
お土産物売り場でちょっと買い物をしたりして
大正ロマンの薫る港町である
門司港を後にした
門司港を後にして
黒のハイエースバンで移動する事
35分程で…次の目的地に到着して
着いた場所は…同じ北九州市にある
「ここは…北九州でも有名な
私営の藤園なのですが。
毎年藤のシーズンになると、
車が、大渋滞になるので…。
時間指定の完全予約制になった位の、
とても人気の藤園なのです」