第112章 九州に行ってきました!その3 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
ランチを済ませると
月城の案内でレトロな駅の中を見学する
当時の列車は
1等から3等に等級が分かれていて
その辺りは…客船とかは今もそうなのだが
その等級ごとの待合室があったらしく
当時の3等の待合室が今は
スタバになって居るのだそうだ
門司港駅を後にしてすぐ目の前にある
旧門司三井倶楽部に向かった
こちらの建物は大正10年に
三井物産の社交倶楽部として建てられた物で
アインシュタイン夫婦が
日本を訪問した際に宿泊したのだそうだ
「こちらの、門司三井倶楽部の建物は、
建物はハーフティンバー様式と呼ばれる、
ヨーロッパの方の、伝統的な木造建築工法を
用いて作られたものになりまして。
木造の骨組みの間を漆喰やレンガ、
石などを使って埋めて壁を作って、
木造の骨組みがそのまま
外観デザインのアクセントとなっています」
もうこの辺りの観光案内も
月城の脳内にはバッチリと
インプットされている様で
内装はアールデコ調になって居るのだそうだ
1階にはレストランとイベントホールがあり
2階には作家の林芙美子記念室と
アインシュタイン夫婦が宿泊した
その当時の客室を再現した部屋がある
その隣には旧大阪商船の建物があり
旧大阪商船は大正6年に建てられた物で
幾何学的な8角形の塔屋と
オレンジ色のタイルが印象的で
「こちらでは、北九州市出身の…
イラストレーターである、
わたせせいぞうのギャラリーになっております」
「凄ぉいいっ、お洒落な建物~」
みくりが一緒に不死川との
写真を撮って欲しいと言って来て
みくりのアイフォンで
2人のツーショットを撮影する
旧大阪商船を後にすると
旧門司税関を目指すのだが
その道中にあるブルーの色が鮮やかな
跳ね橋の前で月城が足を止めると
こちらの方に向き直って来て
「このブルーの跳ね橋は、
ブルーウイングもじと言いまして。
歩行者専用の跳ね橋としては
全長108メートルの橋は、
日本でも最大級の橋になります」
そう月城が言って
その補足の説明を錆兎がして来て
「1日に6回…、この橋は
水面に対して60度に跳ね上がる。
この橋が降りて閉じて、
一番最初に渡ったカップルは
一生結ばれるって話だし、
ここは恋人の聖地でもあるしな」
その錆兎の説明に
みくりと蜜璃が
それぞれのパートナーと
一緒に渡りたいと言って来て